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住友生命イメージソング「まあるいいのち」

地球上のすべての生き物のいのちを大切に。そんな想いをこめたイルカさんの楽曲「まあるいいのち」は、私たち住友生命のCMと共に1980年に誕生しました。シンプルでありながら、強いメッセージが込められた楽曲と、動物たちが懸命にいのちと向き合う姿を映したこのCMは、多くの方に共感をいただき、当時、カンヌ国際広告祭での受賞をはじめ、多くの賞をいただきました。
現在も、当社のイメージソングとして「まあるいいのち」は世代を超え、多くの方々に愛されています。
これからも、「大切ないのち」というこの歌のメッセージを活動の原点として、保険商品はもちろん、文化・社会貢献活動で「あなたの未来を強くしたい」それが、住友生命の願いです。
「まあるいいのち」誕生秘話イルカさんに聞く、「まあるいいのち」誕生秘話
イルカさん直筆による歌詞
▲イルカさん直筆による「まあるいいのち」歌詞
(画像クリックで大きな画像でご覧いただけます)
「命の大切さを歌にできないかな・・・」と言う夫のひと言から生まれた「まあるいいのち」は、1980年に創った歌です。その年はイルカ十周年の年でしたので、記念のアルバムをロサンゼルスでレコーディングするためにたくさんの楽曲作りに取り組んでいました。ですから「今から急にそう言われても無理!」と最初は夫の言葉をつっぱねた私でしたが、そのとたんまるで映像が見えるかの様にカメやアリや言葉や音が出て来て気付いたら一曲の歌が生まれていました。いろんな方が「あの歌は童謡だと思ってました」と驚くのですが、今ではそれくらい皆さまの心にしみ込んでくださっているのでしょうか。住友生命さんのお陰ですね。コンサートではどの会場でも大合唱になります。そのたびに今は亡き夫もさぞ喜んでくれているだろう・・・と私は嬉しく思います。

IUCN国際自然保護連合 親善大使 イルカ
IUCN日本委員会ホームページ

「森羅万象〜イルカ セレクトベスト〜」

2010年6月発売「森羅万象〜イルカ セレクトベスト〜」イルカさんがデビュー当時から、大切にしてきたメッセージ。それは、まあるい地球そしてすべての生き物たちから教えてもらったこと。「いのち、家族、自然、動物…」懐かしい歌のリメイクや新曲を収録した、イルカさんが選んだセレクトベストです。アコースティックギター界の“巨匠”石川鷹彦氏が新曲、リメイクの編曲を担当。そしてリメイク曲で、息子:神部冬馬さんとの共演。フォークグループ“シュリークス”が再現されます。

2011年2月発売「ジャスミン&ローズ〜イルカ セレクトベスト2〜」

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【イルカ プロフィール】

東京生まれ。女子美術大学に在学中からフォークグル−プを結成、1974年ソロデビュ−。翌年の1975年『なごり雪』が大ヒットし、シンガ−としての地位を確立する。1978年長男“冬馬”君を出産、2年間の休業ののち再び活動を始める。現在も、コンサ−ト活動を中心に毎年全国ツア−を続けている。また、絵本でも『ちいさな空』シリ−ズ全4巻を出版。エッセイなどあり、母親でもあるイルカはそれら作品を通じて、「私達は、皆この地球という大きな生き物に住む、細胞同志である」というメッセ−ジを世代を超えて沢山の人々へ伝えている。2004年7月IUCN国際自然保護連合の初の親善大使に就任。2011年5月に40周年となる。
イルカ公式サイト

「まあるいいのち」CM制作秘話当時のCM制作担当者に聞く「まあるいいのち」への想い
「まあるいいのち」のCMは、どのような想いで生まれ、形となったのでしょうか?

CMを通して、「いのちの大切さ」や「いのちの愛おしさ」を広く訴えることが、住友生命様の企業のメッセージとして、一番大切なことと考えました。そして、それを伝えるには、厳しい自然界の中で一生懸命生きている動物の親子の姿や、いのちの誕生する瞬間の様子がいいのではないか、と想い至りました。
当時はすでに、親子の絆やいのちの大切さを世の中に問わなければいけない時代だと感じていましたので、何よりこどもを持つ親御さんや、もちろんこどもたち自身にもそれが伝わることを願いました。
実際に撮影を始めると、動物のいのちの生れる瞬間には大きな感動があり、太古より「いのち」をつないで進化を遂げてきた人間のDNAに見事に働きかけるものだなぁと改めて思い、とてもいいCMになるという手ごたえを感じました。

「まあるいいのち」の楽曲誕生にあたってイルカさんにお願いした理由は?

当時のスタッフから歌はイルカさんでどうかという提案があり、私もイルカさんのファンであったのと、「いのち」がテーマの曲は、イルカさんに歌ってもらうことでいいものができるという確信があったからです。
イルカさんの手によって、「まあるいいのち」という素敵な歌に仕上がりました。

「まあるいいのち」の試作を初めて聞いた時はどんな想いでしたか?

制作側として「いのちはひとりにひとつ」という想いを伝えたいと考えていましたが、それを、「ひとりにひとずつ、大切ないのち」と歌い込んでいただいており、CMの魂がちゃんと、しかもとてもやさしく伝わる詩と曲に仕上がっていましたので、さすがイルカさんだなぁ!と感動しました。映像もとても満足なものが仕上がりつつあり、そこにイルカさんならではの「いのちの詩」が加わって、自信を持って世の中に送り出せるCMが完成しました。

当時のCMや楽曲に対する反応はどんなものでしたか?

CM放映後、楽譜や歌詞カードを送ってほしいと多くの幼稚園や小学校などから申し込みが相次ぎ、たくさんのこどもたちがこの歌を歌ってくれたと聞きました。制作者としてこの上もなく光栄だったことを思い出します。

現在「まあるいいのち」は当社イメージソングとなっております。
「まあるいいのち」を通して当時のメッセージが現在にも、引き継がれていることに、何か想うことはありますか?

現在は、当時よりさらに、いのちの大切さを問わねばならない時代にさしかかっているのではないでしょうか。21世紀は、私たちが20世紀に置き忘れてきたもの(例えば「いのち」はかけがえのないもの、という当たり前のようなこと)を取り戻さねばならない世紀になるはずです。人間の、そして社会の本当の豊かさとは、その忘れ物をきちんと取り戻してこそ得ることのできるものだと思います。
このCMをスタートさせた頃以上に、なお「いのち」の大切さを訴え続けていきたいという住友生命様の姿勢に、当時の制作者として深い敬意を覚えます。

(当時クリエイティブディレクター・コピーライター:新開 康明氏)

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JASRAC許諾番号
9011674003Y45040

JASRAC許諾番号
9011674004Y38029