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女性研究者への支援

第8回

スミセイ女性研究者奨励賞 受賞者

白神 晃子 信州大学 地域戦略センター
研究テーマ 地域における障がい児者および関係機関の防災意識と災害時対策

阪神・淡路大震災や東日本大震災では、障がい者の死亡率の高さ、避難生活での困難など、多くの課題が改めて明らかになった。その対策には多角的な取り組みが求められる。本研究では、地域の障がい児・者および関係機関・団体における防災意識と対策状況を明らかにし、障がい種別や地域の実情を踏まえた個別の課題を抽出する。その上で、当事者および支援者と協働し、自助・共助・公助における現実的な対策を提案することを目指す。

受賞の言葉
研究を続けたいとの思いだけで、出産後は常に何足かのわらじを履き続けてきました。仕事をしながら研究も子育てもあきらめずに来られたのは、離れて暮らす夫や両親、子どもたちの先生やシッターさん、研究室や職場のサポートのおかげです。本助成を有効に活用して、支えてくれる方や同じ道を選ぶ研究者に「大丈夫だよ」と言えるだけの環境を整えたいと思っています。このようなチャンスをいただき、ありがとうございました。
受賞後の様子
 今回の助成を受けて新たな研究に着手し、多くの障がいおよび防災関係者とつながることができました。授業では「障がい者・弱者の被災について考える講義・ワークショップ」を実施し、学生の感想に手応えを感じました。2016年4月には、本助成金を利用して、北海道での学会に子連れで参加することもできました。また12月には、学会で優秀発表賞をいただきました。
 受賞を機に、研究内容を知っていただき、研究者として認識していただけることが増えました。その結果、これまでサポート職員として関わってきたプロジェクトに共同研究者として参加したり、互いの研究について話すことが増えたりと、研究者としてさまざまに関われるようになりました。こうした変化は、キャリアを続けるモチベーションにつながっています。
 予想外だったのは、助成による週1回の家事支援の効果が大きく、ストレス軽減や子どもと共有する時間の確保につながったことです。積極的に育児・家事支援を利用し、周囲の支援を得ることで、仕事の生産性が上がり、子どもたちとの関係にも良い影響を与えるのだと、改めて実感しました。

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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