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女性研究者への支援

第8回

スミセイ女性研究者奨励賞 受賞者

林 淳子 東京大学大学院 人文社会系研究科
研究テーマ 日本語コミュニケーションにおける疑問文の役割−疑問文多機能化の通時的分析を通して−

現代日本語のコミュニケーションにおいて疑問文が果たす役割は、他言語や古代日本語のそれよりも幅広い。その詳細を明らかにすることは、日本人の言語行動の個性を明らかにするだけでなく、異文化間コミュニケーションの円滑化にも有効である。本研究では、現代日本語の疑問文に特有の役割である「自問風疑問表明(ダロウカ)」「応諾反応要求(シヨウカ)」に注目し、これらが日本語文法体系の変遷の中でどのように成立したかを明らかにする。

受賞の言葉
受賞により、小さい頃から「ママのお仕事はお勉強」と理解し、慌ただしい生活につきあってくれた娘をやっと少し安心させてあげられたように思います。ひとり親として娘を育てながら、時間をかけて基礎研究に取り組む生活は体力面でも精神面でもハードですが、先生方や研究室の仲間、家族のおかげでなんとか続けてこられました。支えてくださる方々にいつか恩返しができるよう、より一層研究に励んでまいります。
受賞後の様子
 2016年4月に娘が小学校へ入学し、生活が大きく変わりました。娘の学校生活や宿題のサポート、平日に開かれる保護者会・懇談会への参加などで、保育園時代より少し研究時間が減りました。学童保育やお稽古事、シッターさんなどを駆使し、なんとか研究時間の確保に努めております。
 2016年には、念願であった海外開催の国際会議で発表を行うことができました。今は、博士論文提出を目指し精力的に執筆しています。アカデミックポストへの就職活動の際には、履歴書の受賞歴の欄に本賞受賞を記載できるため、面接などで子どもの存在をスムーズに伝えることができています。面接では、子どもの存在をマイナス要素として捉えられることは少なく、むしろ「小さい子どもがいる現在も成果が出せているなら、今後子どもが大きくなるにつれてもっと活躍できるのでは」という期待の目を感じることの方が多く、ありがたく感じています。

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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