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女性研究者への支援

第8回

スミセイ女性研究者奨励賞 受賞者

山本 佳奈 広島大学 グローバルキャリアデザインセンター 特別研究員
研究テーマ 平安時代の儀式と音楽

平安時代史研究において、儀式研究は当時の国家のあり方を解明する上で重要なテーマである。音楽は儀式を構成する要素の一つであり、儀式の意義や運営方式、成立過程や変遷について分析する有効な視点である。本研究では、儀式研究と音楽史研究を融合させ、平安中・後期の宮廷儀礼および、院・摂関家の儀礼の特質と、楽所など各奏楽機関について検討することを通して、平安時代の儀式の体系化を試み国家体制との関わりを考察する。

受賞の言葉
博士課程在学中に3児を出産し、育児をしながら学位論文を書くのに6年半を要しました。温かく見守ってくださった先生や、協力・応援してくれた家族と子どもたちのおかげで、諦めずに研究を続けられています。昨年末に第四子を出産し、研究時間の確保がますます難しくなる中で今回の受賞の報告を受け、励まされました。子育てと研究の両立を支援してくださることに心から感謝し、研究活動に励み、研究者として成長していきたいと思います。
受賞後の様子
 現在、3本の論文を執筆・投稿準備中です。新たな課題も見つかり、先行研究と史料を収集し研究を進めています。表彰式の時には生後1ヶ月だった第4子は1歳になりましたが、夜間の研究も睡眠も時間を確保するのがまだ少し難しい状況です。早くから離乳食をすすめ、勤務日には自宅で家族に保育を託しています。
 4人の子育てで日々あわただしく過ごしていますが、助成金を子育てに使わせていただけることで、研究時間を減らすことなく継続でき、子育てにも心のゆとりをもって臨めるようになったと感じます。
 また、本プロジェクトの助成を受けていることで、子育てと研究の両立に自信を持てるようになりました。参加した研究会の懇親会などでは、多くの方に知ってもらうことができ、応援の言葉をいただくことも多いです。さらに、同席した研究者の方々にも、女性研究者が子育てを理由に研究を諦めることのないよう、考えていただく機会にもつながっていると感じます。

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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