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冠婚葬祭の心得

冠婚葬祭の基礎知識

■冠婚葬祭の基礎知識

お付き合い上手のコツは親しき仲にも礼儀あり。冠婚葬祭の決まり事は大きくはずさず、基本的な事を心得ておくとその土地や時代にも合わせやすい。冠婚葬祭というと結婚式や葬式をイメージするが、実際は人の生活に関わる全てのことを指す。

人生の通過儀礼のこと。出産祝いから七五三、入学祝いに、成人祝い、就職祝いに結婚祝い、受賞や昇進、退職祝いに長寿のお祝いまで人生で起きる過程での祝い事。

結婚に関すること。縁談、見合い、婚約、結納、挙式、披露宴、新婚旅行など。

人の死に関すること。臨終や通夜、葬式、法要など。

四季折々にある年中行事のこと。正月、節分にひな祭り、七夕、お盆など。

慶事

冠婚祭の行事をさす。

弔事

葬の行事をさす。

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結婚祝(披露宴に出席した場合)の年代別・エリア別・平均額

20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 関西 関東
勤務先の上司 30,000 30,000 30,000
勤務先の同僚 20,000 30,000 30,000
50,000
30,000 30,000 30,000
勤務先の部下 20,000 30,000 30,000 30,000 30,000 30,000
兄弟・姉妹 50,000
100,000
50,000
100,000
50,000
100,000
100,000 30,000
甥・姪 30,000
50,000
30,000
50,000
50,000
100,000
50,000
100,000
50,000
100,000
50,000
いとこ 20,000 30,000 30,000 50,000 30,000 30,000
友人・知人 20,000 30,000 30,000 30,000 30,000 30,000
隣近所など
お世話になった人
30,000 30,000 30,000 30,000 30,000 30,000

※ 金額が2段の場合は、上段→一人出席、下段→夫婦出席
*はサンプル数が少ないためクロス集計していません。

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■結婚式の装い(一般参列者用)

近親者ほど正装すぎず(モーニングやタキシードは近親者が着用するもの)、両家に失礼にならない程度に華やかな装いが好ましい。また昼と夜でもドレスコードが違うこともあるので注意する。蛇やワニ革、は虫類などの革製品は殺生をイメージさせるので靴やベルトなども避けた方が良い。「平服でお越し下さい」は礼服でなくともよいということであり、普段着などで行かないように。

男性

ブラックスーツ、ダークスーツやモーニングのズボンとブラックスーツのジャケットを合わせたディレクタースーツが好ましい。

女性

花嫁よりも目立たぬように、かつ華やかな装いが好ましい。ただ花嫁の色である白色は避けること。「オフホワイトならよい」という声もあるが、この日の主役はあくまでも花嫁、他の色にした方が良いでしょう。昼間の式では肩を出した洋服などは上に何か羽織るとよい。靴もつま先が見えるオープントゥ、ミュールやサンダルもやめておく。毛皮製品も最近はタブー視されていないが、結婚式は新郎新婦のご親族やご高齢の方も参列する場所、なるべく避けておいた方がよいでしょう。


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■結婚式の途中出席・途中退席のマナー

途中出席の場合

基本的におめでたい席なので、最初から出席できるよう最大限努力する。それでも途中からしか参加できない場合は、新郎または新婦へ連絡しておき、席もなるべく入り口近くにセットしてもらう。到着しても式や披露宴の進行を妨げないよう、会場の案内に従う。突発的な内容で途中出席する場合は、新郎新婦へ連絡がつかない場合もあるので、会場にその旨を連絡すること。その後の段取りは係の人に従えばよい。遅れて席に着く際は、テーブルの両隣への会釈も忘れずに。

途中退席の場合

式自体は長くても3時間ほどなので、その時間すら待てないほどの内容か考え、最後までいるよう努力する。それでも退席する場合は、会場の責任者にその旨を伝え、テーブルの両隣の人には一声かけてから出る。新郎新婦本人にいつ伝えるかなどは、進行のタイミング等もあるので会場の責任者に任せること。新郎新婦には時期を見計らってまずは電話で事情を説明し、さらにお詫び状も書くと丁寧に。

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主なおつき合い費の平均金額

20歳代 30・40歳代 50歳代以上 関西 関東 贈る時期 表書き 水引き
結婚祝
(披露宴に出席できない場合)
10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 挙式2・3カ月前~
挙式当日
「御祝」「寿」 「結婚御祝」 「御婚礼御祝」 紅白、または金銀の結び切り
出産祝 5,000 10,000 10,000 10,000 10,000 生後1週間~
1カ月以内
「寿」
「御出産御祝」
紅白の
蝶結び
入学祝 5,000 10,000 10,000 10,000 10,000 1カ月前~当日前後 「御祝」
「御入学御祝」
紅白の
蝶結び
卒業・
就職祝
10,000 15,000 15,000 10,000 15,000 決定後なるべく早く 「御卒業御祝」
「御就職御祝」
紅白の
蝶結び
新築祝
(実家)
50,000 50,000~
100,000
10,000     完成後なるべく早く。
火に関係ある品は
贈らない
「御祝」
「新築御祝」
 
新築祝
(その他)
10,000 20,000 25,000 20,000 15,000
お餞別 5,000 5,000 10,000 5,000 5,000 現金は当日までに、品は数日前までに贈る。複数でまとめると便利 「御餞別」 印刷された
紅白の
蝶結び
病気見舞 5,000 10,000 10,000 10,000 10,000 入院中 「御見舞」
「祈御全快」
紅白の結び切り、または白無地封筒
お中元 5,000 5,000 5,000 5,000 5,000 7月上旬~8月15日 「御中元」 印刷された
紅白の
蝶結び
お歳暮 12月1日~12月23日 「御歳暮」 印刷された
紅白の
蝶結び
  • ※ 結婚祝で披露宴に出席できない場合、友人レベルで2万円、親戚で5万円が目安。招待されていない場合は、同僚や部下で5,000円、友人で1万円など。
  • ※ 成人祝い…お祝いは身内の範囲で1万円程度。お返しは基本的に不要、いただいたら本人からお礼状を書くようにする。
  • ※ 昇進祝い・退職祝い…どちらもめでたい事だが、あまり大袈裟にしないように。お祝いは個人より、グループなどで寄せ書きやフォトブックなど形に残るものがよい。お返しは基本的に不要。落ち着いた頃に近況報告も兼ねたお礼状を書くようにする。
  • ※ 引越祝い・新築祝い…お祝い品はリクエストを聞いて差し上げるとよい。分からない時は現金でも可(金額は上記参照)。お返しは新しい家に招くなどでよい。
  • ※ 金婚式・銀婚式…結婚記念日も1年ごとにあるが、盛大に祝いたいのは結婚して25年目の銀婚式と50年目の金婚式。一般的には子どもや孫が中心となって祝い、銀婚式では花や宴、一泊旅行など。金婚式では子どもや孫も含めた食事会や寄せ書きなどを贈る。
  • ※ 長寿の祝い…還暦は十干と十二支が生まれた時の組み合わせから、再び交わる61年目に赤ちゃんに帰るという意味で赤いものを身につけ祝う風習。その還暦に始まり古希の70歳、喜寿の77歳、傘寿の80歳、米寿の88歳、卒寿の90歳、白寿の99歳、百賀の100歳がある。100歳以降は1年を経るごとに百一賀、百二賀と祝う。どれもこれからも元気で過ごせるようにという意味も込めたお祝いを贈ると良い。金額は1万円程度。お返しには記念になるものをあらかじめ選んでおく。
  • ※ お中元やお歳暮など贈り物のマナーについてはコチラ
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お香典の年代別・エリア別・平均額

20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 関西 関東
勤務先の上司 5,000 5,000 10,000 10,000 5,000 10,000
勤務先の同僚 5,000 5,000 5,000 10,000 5,000 5,000
勤務先の部下 - 5,000 5,000 10,000 5,000 5,000
勤務先社員の家族 3,000 3,000 5,000 5,000 5,000 3,000
取引先 - 5,000 10,000 10,000 10,000 10,000
祖父母 10,000 10,000 10,000 - 10,000 10,000
両親 50,000 50,000 100,000 100,000 100,000 100,000
兄弟・姉妹 30,000 50,000 50,000 50,000 50,000 30,000
おじ・おば 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000
その他の親類 5,000~
10,000
10,000 10,000 10,000 10,000 10,000
友人・知人 5,000 5,000 5,000 5,000 5,000 10,000
隣・近所 3,000 3,000 5,000 5,000 5,000 5,000
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お供物料

形式 葬儀・告別式 法要など
時期 表書き 水引き 時期 表書き 水引き
仏式
(法要)
当日持参 「御香典」
「御香料」
「御仏前」
「御霊前」
黒白の結び切り 四十九日、
一周忌、
その他法要
当日持参
「御仏前」
「御供物料」
四十九日以降の
法事には
黄色でもよい
(京都では葬式でも
黄色の水引きを
使うことが多い)
神式
(霊祭)
当日持参 「御玉串料」
「御榊料」
「御霊前」
銀一色、または
黒銀の水引き
十日祭、
二十祭、
以後毎十日祭
当日持参
「御玉串料」
「御供物料」
銀一色、または
黒銀の水引き
キリスト教式
(追悼式)
当日持参 「御花料」
「御霊前」
黒白の結び切り 当日持参 「御花料」 水引きなし

※ お供物はその種類、年齢に関係なく10,000円が多い。

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■通夜・葬式の装い(一般参列者用)

男女ともに喪服を着用する。ただ通夜など急な場合は地味な平服でも。その場合光るものや飾りは外し、革製品や毛皮等も殺生をイメージするので避ける。男性は黒無地タイを、女性もメイクを薄くし、光るアクセサリーは外すこと。

男性

ブラックスーツでネクタイは黒無地。タイピンやカフスなどは外し、黒の靴下、靴が好ましい。

女性

立ったり座ったりすることが多いので黒無地・膝下丈のフレアのワンピースが好ましい。アクセサリーは悲しみの涙を意味するパールの一連のネックレスならよい。髪はすっきりとまとめ、メイクも派手にならないよう注意する。ストッキングは黒を、靴やカバンも金具のついていない布地のものが好ましい。通夜の場合は黒のワンピースやツーピース、パンツスーツなどが好ましいが、急な場合はグレーや紺色などダークカラーのものでも。


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■通夜・葬式の途中出席・途中退席のマナー

途中出席の場合

基本的に自分の判断で出席できるので、連絡などは不要。開始に間に合わずとも静かに会場へ入り後ろに立っておく。お焼香の時間になれば案内に従い焼香する。ただ、告別式など家以外の斎場などで行う場合、時間に限りがあるので気を付けること。

途中退席の場合

故人との最後の別れの時なので、できれば霊柩車が動き出すまでお見送りする。どうしても途中退席する場合は、お焼香はすませてから出るように。遺族を煩わせないよう、直接の説明は不要。突然呼び出されてバタバタと出て行くのだけは避ける。

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お返しの時期と金額

時 期 金 額 表書き
結婚内祝い 挙式後1カ月以内 半額~7割、3品以上にならない 「内祝」「寿」姓だけを書く
出産内祝い お宮参り前後 半額 「内祝」下に子供の名前だけを書く
快気祝い 退院後、 落ちついてから 他の慶事より軽い返礼で 「快気御祝」ただし退院後も
通院の場合は「快気内祝」
香典返し 仏式→35~49日
神式→30日~50日
1/3~半額
会社・団体には不要
「満中陰志」(関西)
「忌明」「満中陰志」(関東)

※ お礼状の書き方についてはコチラ

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祝電や弔電の例文と打ち方

祝電

披露宴に出席できない時、招待されながらやむを得ず出席できなかった場合などに送る祝電。電話なら局番なしで「115」番やインターネットで送ることができる。大安吉日など混み合うこともあるので早めに申し込むようにする。早期の申し込みなら割引などもあって便利。送る際は、新郎新婦の名前や会場名や日時を間違えぬよう、差出人はフルネームで送るようにする。

オリジナル例文

  • 新生活の門出を心からお祝い申し上げます。(20字)
  • おめでとう。お二人の船出に幸多かれと祈ります。(23文字)
  • 人生最良の日を迎えられ、本当におめでとうございます。(26文字)
  • お二人の前途を祝し、併せてご多幸とご発展をお祈りします。(28文字)

弔電

お通夜の当日や遅くとも告別式の開式前までには届くようにしたい。電話なら局番なしで「115」番やインターネットで送ることができる。宗教によって言い方が違う言葉や、忌み言葉などもあるので注意が必要。弔電を送った後も改めてお悔やみ状を送り、弔問に伺うようにする。宛名は喪主にして斎場へ送り、差出人には名前、団体名(部署やグループ名)、住所と電話番号を書くようにする。

忌み言葉

重ね重ね、いよいよ、繰り返す、追って など
※「死」という言葉も言い換える

オリジナル例文

  • 謹んで哀悼の意を表します。(13文字)
  • ●●●様のご訃報に接し、心から哀悼の意を捧げます。(25文字)
  • ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。(23文字)
  • ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。(28文字)
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焼香・献花の仕方

焼香

焼香の形式には立礼焼香や座礼焼香などがあり、お香の種類も抹香と線香などがある。回数も宗教や宗派によって変わるが通常は2~3回。会葬者が多い場合は1回の場合もあるので、臨機応変に対応するのが良い。焼香の際、数珠は腰よりも上の位置で持ち、短いものは左手にかけたり、合わせた両手にかける。長いものは二重に巻いて短いものと同じように持つ。

焼香の仕方

焼香の仕方1

両側の人に会釈をして、焼香台へ。遺族、僧侶に一礼した後、遺影にも一礼する。右手の親指、人さし指、中指で抹香をひとつまみつまんで、横の香炉へ静かに落としくべる。

焼香の仕方2

これを2~3回行い合掌・礼拝したら2歩後退して、一礼して下がる。

玉串奉奠・献花

仏教で焼香を行うように、神式では玉串奉奠(たまぐしほうてん)、キリスト教では献花が行われる。玉串奉奠は神官から渡される玉串と呼ぶ榊の枝を霊前に供える。キリスト教はカーネーションなど茎が長く白い花を献花台に置く。それぞれ仕方があるので覚えておくと良い。

玉串奉奠の仕方

玉串奉奠の仕方1

神官から渡された玉串を受け取って一礼する。この際右手が根元、左手に葉が来るように持つ。そのまま祭壇に進み玉串を持ち上げて一礼する。玉串の根元が自分の方に来るように右へ90度回し、次に左手を枝の方に右手を葉に持ち替えてさらに右へ180度(計270度)回す。

玉串奉奠の仕方2

根元を霊前に向けて供える。その後、二礼・二拍手(音は立てず忍び手で)一礼する。最後に神官と遺族に一礼し下がる。

献花の仕方

献花の仕方1

花を右に茎が左に来るよう受け取る。献花台の前で一礼、花が手前に来るように右に90度回す。

献花の仕方2

茎が霊前に向くよう、下から添えるように持った花を献花台へ供える。遺影に一礼または黙祷をして、牧師または神父(キリスト教の場合)と遺族に一礼して下がる。

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編集:(株)京阪神エルマガジン社