育児中の母親が主体となり、母親の学びの場や、母親が趣味や特技を生かせる場を提供しています。主な活動の一つであるママサークルでは、託児付きのママ向け「文化講座」、サークル内で同じ趣味を楽しんだりチャリティー活動を行うなどの「ミニ同好会」、親子でふれあう「無料交流会」などを開催。現在は約320組の親子がメンバーとして参加しています。ほか、ママが講師を務めるヨガ教室や英会話教室など各種教室・講座の運営、行政からの受託事業、託児ボランティアグループ運営など、多様な活動を行っています。
子育て中の女性の多くが、「子どもを預けて働く」か「子育てに専念する」という二者択一を迫られます。しかし、子育てを選んだママたちの中にも、学びたい、キャリアを生かして活躍したい、新しいことに挑戦したい…など強い意欲を持ち、育児中も自分らしく、充実した生活を望む女性は多いのです。「ママ・ぷらす」は、女性が子育てを優先しながらも社会とかかわる場を提供し、子育てライフの多様化を目指すとともに、「ママ・ぷらす」をロールモデルとして、笑顔で活躍するママたちを全国に増やすことを目標にしています。
中心スタッフは7人、講師などとして活動に携わる運営メンバーが約40人、メール登録会員が約2000人。運営費は会費やイベント参加費、受託事業費などによりまかなっています。常にニーズに応えた活動を続けるために、スタッフや運営メンバーの責任と労力に見合った報酬を支払えるシステムづくりが課題です。
【受賞のことば】 「わたしたちの活動理念を、全国に広めたい!」その夢を叶えるきっかけを、与えていただいたと思っています。今は受賞の喜びをかみしめつつ、新たなスタートラインに立てた気分です。 また、今回の受賞は、スタッフ一同にとって、今後の活動の大きな励みになることでしょう。本当にありがとうございました。
昔話やわらべうたを、地域の子どもたちに語って聞かせるほか、絵本・昔話・子どもをテーマにした講演活動も行っています。学校や公共施設で行っていますが、一昨年からは和歌山県立紀伊風土記の丘にある、移築された江戸時代の民家にて昔話を語っています。「語り」であって、読み聞かせではありません。純粋に語るだけの方が、聞き手もより集中します。また、絵本の読み聞かせは明るいところでないとできませんが、語りは暗いところでもできるのが特徴です。7年前から、語り手の養成講座も随時開講しています。
アメリカの図書館学の中から「ストーリーテリング」が生まれ、日本でも東京で運動が始まりました。それが、和歌山にも入ってきて、20年前に「おはなし会」として始まったのが最初です。「語り」を行う活動そのものも重要ですが、語る「はなし」を残すことも重要と考えています。また、わらべ歌の収集にも力を入れています。活動を開始して20年、和歌山から転居などで全国各地に "語り部" が広がり、各地でその地域に根ざした活動を行っています。20年を契機に、同窓会的な「昔話大会」を開催したいとも思っています。
会員は30人で、当初の3倍になっています。養成講座の参加者は準会員としており、現在の講座参加者は15人。これまでに70人ほどが受講しています。最初のころに聞いていた子どもたちが親になる年代になり、新たな担い手になりつつあります。現在、数人の若いママが養成講座を受けています。
【受賞のことば】 会ができて20年目です。その年に大賞をいただき、心からうれしい気持ちでいっぱいです。これからも目の前にいる多くの子どもたちに、昔話とわらべうたを語り続け、人の声に包まれる楽しさを伝えていきます。本当にありがとうございました。
子育て応援ガイドの作成、HPの運営、母と子の交流広場の開設、弱視の子ども向けの拡大教材作成、発達障がいを理解するための市民講座の開催などを行っています。 「子育て応援ガイド」は、行政の情報誌では掲載が難しい民間の子育て支援情報を掲載することができるのがメリットで、「幼児期編」「学童・思春期編(今年度はさらに「学童期編」「思春期編」に分けて)」の2種を発行しています。また、週に3回、未就園の子と親のための交流スペース「しゃんしゃん広場」を開いているほか、行政では対応していない弱視の子ども向けの地域教材を、教育委員会からの依頼によって制作しています。
当初は「あしかが子育て応援ガイド」の発行による情報提供が中心でした。しかし、「保護者の方が楽しんで子育てができ、子どもたちがすこやかに成長すること」を願って活動しているうちにニーズが増え、現在までに「助産師による0歳児の子育てサロン開催」、「未就園児とその保護者のくつろぎスペースの運営」、「ハンディを持つ子どものためのボランティア」、「弱視の子どものための拡大教材の作成」、「発達障がいに関する講演会の開催」など、幅広い方々のサポートを実施してきています。
中心となるメンバーは15人程度。そのほかに個々の活動について、協力してくれる方々がいます。また、資金面は基本的に行政からの支援は受けておらず、寄付で賄っています。「しゃんしゃん広場」は、会場を幼稚園から無料で借りていますが、運営費については、行政の委託が受けられるよう交渉しているところです。
【受賞のことば】 私どもは、メンバー以外の多くの方の協力も得て活動しており、皆さまのおかげと感謝申し上げます。この不況でますます地方の財政は圧迫され子育て環境の悪化が懸念されます。 "仕方ない" と諦めるのでなく、 "できることから" を信念とし、今回の受賞を励みに、よりニーズに合った支援に真摯に取り組んでまいります。
「ALWAYS 遊びの学校」や三波川ふるさと児童館「あそびの学校」を運営しています。「ALWAYS 遊びの学校」は、市所有の古民家を無料借用し開設したもので、子どもが放課後に道草できる場所であり、近隣の小学校中学校から子どもたちが集まってきています。また、中高年も参加できるような活動を取り入れ、年代を超えた交流ができるようにしています。一方、三波川ふるさと児童館「あそびの学校」は、旧鬼石町の廃校を購入して整備し、春から秋にかけて、テントや野外活動などの子どもたちのあそびの拠点として開放しています。
「子どもたちに豊かな自然、あそび、文化を伝えよう」をスローガンに「子どもも大人もホッとする居場所」を目指して活動してきました。当初は「あそびの出前」活動で、地域の神社や公園をワゴン車で回って紙芝居などをしていました。また、子どもたちにあそびを伝えることのできる人材を育成しようと、「ALWAYS遊びの学校」で泥団子や粘土の型あそび、紙芝居などの講座を開いています。高齢者は、子どもに教えることだけでなく、自分の楽しみとしても参加されているようです。
運営スタッフは、趣旨に賛同してくれたボランティアです。施設は市より無料で借用していますが、運営の資金は講演の謝金や併設された駄菓子屋の売り上げで、厳しい状態です。それでも、高校や大学に進学した子どもたちが、運営スタッフとして戻ってきてくれると、やりがいを感じます。
【受賞のことば】 山の廃校の木造校舎に夫婦で「あそびの学校」を開校し8年。ようやく山のかなたから暖かな日差しが昇ってきたと喜んでいます。これからも未来を担う子どもを真ん中に、生き生きとした地域づくりの活動を地道に行っていきたいと思っています。本当にありがとうございました。
芦屋町は過疎の町で親子が気軽に集える場がなかったので、昨年より商店街の空き店舗を借りて、週3回の子育てフリースペース「にこりん」を開設しています。これまでは、公民館などで、年数回、講演会や座談会を行ってきました。「子どもは町の宝」だという認識は、町や町民にもありますが、「母親も町の宝」であるという認識も大切ではないかと思っています。「にこりん」は、育児中の母親の息抜きと交流の場です。「お勧めの店のマップ」作りやお弁当を持ち寄ってのランチタイムは好評です。商店街の振興にも役立てばと思っています。
主婦6人で芦屋町の子育て調査を行ったことがきっかけで、活動を始めました。芦屋町は自衛隊員の家族や他の転勤者などもあり、孤立した子育てになりやすい環境にあるといえます。アンケート調査の結果から、若い母親は「どうしたらいいか?」と悩む一方で、年配者は「どこで支援できるか?」と悩んでいる様子が分かりました。双方をつなぐためにも、「子育て支援センターを開設してほしい」と町に働きかけましたが、財源がなくいまだに実現していません。「子育ては待ったなし!」という思いから、有志で「にこりん」を始めました。
「にこりん」は参加費無料、運営資金は「ハートフル」の会費や空きスペースの利用料と各種助成金です。また、ボランティアのサポーター15人が2人ずつ交代でサポートに入っています。サポーターは子ども連れの若い人から年配の人まで三世代にまたがっています。
【受賞のことば】 受賞の知らせをいただいたとき、若いお母さんや子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かびました。みんなの思いと、これまでの活動ひとつひとつの積み重ねが、カタチになったスペースです。これからも、たくさんの出会いと可能性が広がるよう、知恵と力を出し合っていきたいと思います。希望の光をありがとうございました。
基本的な活動は、発達障害(LD、ADHD、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害など)の子どもたちと保護者への支援です。具体的には、子どもの学習方法の支援、保護者の相談、ペアレントトレーニング、アサーショントレーニング、勉強会、講演会などを行っているほか、社会への啓発活動にも力を入れています。児童・生徒向けの紙芝居や4コマ漫画などから、一般向けのパネルや小冊子の発行などを行い、幼稚園・小学校・中学校・高校や公民館、教育委員会などでの講演・疑似体験も行っています。行政との連携も緊密で、西宮市からは発達障害児対応の教員研修や、保護者研修も受託しています。
兵庫県の発達障害児の親の会で知り合った保護者が立ち上げました。発達障害児への支援・療育だけでなく、保護者への各種支援や、社会への啓発活動も行っています。一方、心理学や教育・福祉を学ぶ学生・研究員がボランティアスタッフとして活動に参加し、研究の一環としてトレーニングに参加・支援してもらっています。今後は、発達障害を持つ子どもや大人たちの「居場所づくり」を行いたいと考えています。特に、就労支援の必要性を痛感しているので、行政や企業などを巻き込んだ社会環境づくりに着手したいと思っていますが、現実には時間と費用の問題がネックとなっています。
行政からの委託費などで会を運営していますが、資金的には困難な状況が続いています。現在5人のトレーナーがいるほか、あと5人がもうすぐトレーナーになれそうな状況なのですが、満足な報酬を支払える状況ではありません。
【受賞のことば】 このたびは未来賞を授与していただきありがとうございます。母親たちが始めた小さな活動を評価していただきうれしく思っております。発達障害の子どもたちだけでなくすべての子どもとお母さんが良い笑顔になれるように、これからもがんばりたいと思います。