H29.4Wステージ
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3.膵すい機能検査による慢性膵炎すいえんの診断基準 A.確診所見 CCK-PZ、secretin刺激を用いた十二指腸液検査(PST)において重炭酸塩濃度の低下に加えて膵すい酵素量あるいは液量の減少がある。 B.異常所見 1)PSTにおいて、重炭酸塩濃度のみの低下、あるいは液量と膵すい酵素量の減少がある。 2)PFD試験において、尿中PABA排泄はいせつ率の70%以下の低下がある。 注1.PSTにおける正常下限値は、重炭酸塩濃度でM-2SD、膵すい酵素量および液量でM-SDの値とする。また、液量、膵すい酵素量および重炭酸塩量の正常上限値はいずれもM+2SDの値とする。 注2.機能障害を認めた場合、その再現性を確認することが望ましい。 注3.PFD試験の判定にあたっては、腸管吸収障害、肝機能障害、腎じん機能障害、残尿および採尿不良による修飾を除外する。 4.ERCPによる慢性膵炎すいえんの診断基準 A.確診所見 1)主膵管すいかん・分枝・微細膵管すいかんの不整拡張 2)膵すい石せき 3)異常所見に(1)(2)のいずれかを伴うもの (1) 主膵管すいかんレベルの膵すい嚢胞のうほう (2) 主膵管すいかんの閉塞へいそく B.異常所見 1)分枝・微細膵管すいかんのみの不整拡張 2)分枝レベルの膵すい嚢胞のうほう 3)主膵管すいかんの限局性狭窄きょうさく 4)分枝・微細膵管すいかんの閉塞へいそくまたは狭窄きょうさく 5)プラッグまたは非陽性膵すい石せき 5.CTによる慢性膵炎すいえんの診断基準 A.確診所見 1)膵すい石灰化 2)主膵管すいかんの拡張と膵すい嚢胞のうほう 3)主膵管すいかんの拡張と膵すいの萎縮いしゅくまたは限局性腫大しゅだい B.異常所見 1)主膵管すいかんの拡張 2)膵すい嚢胞のうほう 注1.主膵管すいかんの拡張とは、CT上主膵管すいかんが確認されるだけでなく、主膵管すいかんの明らかな拡張または不整拡張をいう。 注2.膵すいの前後径が椎体ついたいの横径1/3以下を萎縮いしゅく、椎体ついたいの横径3/4以上を腫しゅ大だいとする。 6.USによる慢性膵炎すいえんの診断基準 A.確診所見 1)膵石すいせき 2)膵管すいかん拡張(3mm以上)に(1)~(3)のいずれかを伴うもの (1) 膵管すいかん壁の不整または断続的高エコーレベル像 (2) 膵すい嚢胞のうほうに連続する像 (3) 膵すいの萎縮いしゅくまたは限局性腫しゅ大だい 注 膵石すいせきとは膵すい内の音響陰影を伴う点状または孤状の高エコー像をいう。 B.異常所見 1)膵管すいかん拡張(3mm以上) 2)膵嚢胞すいのうほう 注 膵すいの萎縮いしゅくまたは限局性腫大しゅだいは膵すいの長軸および短軸の2方向の断層像で判定し、膵すいの前後径が10mm以下を萎縮いしゅく、膵すいの前後径が30mm以上を腫しゅ大だいとする。 158約款の抜粋

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