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浮き輪肉を落とす2つの方法 浮き輪肉を落とす2つの方法

内臓脂肪と皮下脂肪が組み合わさり浮き輪肉に!

ズボンの上に乗っかるように、腰まわりにぐるりとついた脂肪を“浮き輪肉”と呼びます。浮き輪肉の正体は、内臓脂肪と皮下脂肪の2つに分けられます。

◆ 内臓脂肪によるお腹ぽっこりの原因 ◆

1.内臓を守る役割として脂肪が蓄積されやすい
食べ過ぎ・飲み過ぎで摂取カロリーが増えると、あまったカロリーが脂肪として体内に蓄積。中でもお腹や脇腹には骨がないため、骨に代わって内臓を守るために脂肪がつきやすくなります。※1
2.加齢や運動不足でカロリーが消費できない
加齢による基礎代謝量の低下、運動不足などによる消費エネルギーの減少で、摂取カロリーを消費しきれず、結果、内臓脂肪を増やすことになります。また、筋力の低下で内臓の位置が下がり、動きがにぶくなります。それもまた、内臓に脂肪がつきやすい原因になります。※2

◆ 皮下脂肪による脇腹ぷよぷよの原因 ◆

1.筋力が低下し脂肪がつきやすい
運動をしないと、筋肉量は20代をピークに減少していきます。また、老化によってカラダの細胞や器官も衰えます。結果、基礎代謝が悪くなり、消費しきれないカロリーが脂肪としてお腹まわりに蓄積されてしまいます。※3
2.座りすぎで老廃物も脂肪も蓄積される
長時間同じ姿勢を続けていると、血液やリンパの流れが滞ったり、老廃物が溜まりやすくなったりします。その結果、お腹まわりの動きがにぶくなり、皮下脂肪がつきやすくなります。※3

お腹まわりは、脂肪がつきやすく落としにくいのが特徴。そんな、やっかいな脂肪のかたまりである浮き輪肉を落とし、その後も脂肪をつきにくくするには・・・

ポイントは2つ「消費エネルギーを増やす有酸素運動」「運動不足や加齢で衰えた筋力の回復」 ポイントは2つ「消費エネルギーを増やす有酸素運動」「運動不足や加齢で衰えた筋力の回復」

20分以上の有酸素運動で脂肪をエネルギー源に変える

長時間、リズミカルに動き続ける有酸素運動は、多くの酸素を体内に取り入れることで体脂肪を分解し、エネルギー源として活用します。また、体温の上昇で血流が良くなり、脂肪燃焼の効果が高くなります。
運動時間の目安は、エネルギー源が体脂肪に変わるとされる20分以上を心がけてみてください。 ※4、5

ウォーキング
カラダへの負荷が軽く、運動初心者でも始めやすい。
スロージョギング
ランニングやジョギングに比べて、膝や足首への負担が軽い。
サイクリング
人間の筋肉は下半身に集中。自転車をこぐことで下半身の筋肉を刺激し代謝を高め、脂肪が燃焼しやすい。

スイミングや水中ウォーキングなどもエネルギー消費量が多く、脂肪燃焼に効果的です。
ライフスタイルや長続きできるかといった点から、ご自身に合う有酸素運動を選び、さっそくトライしてみましょう。

筋力の回復&維持をめざす簡単トレーニング

有酸素運動と並行して、弱った筋力を回復させる筋トレも始めてみましょう。お腹、筋肉量の多い下半身を鍛えるトレーニングの中で、場所を問わず、短時間で、簡単にできる2つの筋トレ法をご紹介します。

ドローイン ※6

  • あお向けに寝転がり、両膝を立てる。
    下腹に手を置くと、お腹の動きが意識しやすい。
  • 肩があがらないよう力を抜き、大きく息を吸ってお腹に空気を溜める。
  • 床に背中と腰を押し付けるようなイメージでゆっくり息を吐き、お腹を凹ませる。
    この状態で10秒キープ。
  • 一連の動きを10回以上、繰り返す。

ドローイン ※6

スクワット ※7

  • 足を肩幅よりも少し広めに開き、つま先は自然に外側に広げて立つ。腕は胸の前で、まっすぐ伸ばす。
  • 目線は前に向けたまま、お尻を斜め後ろに引くイメージでゆっくりしゃがんでいく。
  • 太ももが床と平行になるくらいまで下がったら、1秒キープ。ひざを伸ばしきらない程度に立ち上がる
  • 一連の動きを10回以上、繰り返す。

スクワット ※7

さいごに

浮き輪肉の原因は、主に食生活の乱れや運動不足。そう分かっていても日々の忙しさ、カラダを動かすことが面倒、といった理由から、今の生活をあらためることは難しいものです。

ただ、このまま放置しておくとメタボリックシンドロームへと進み、高血圧や糖尿病といった生活習慣病へのリスクを抱えることになります。そうならないためにも、浮き輪肉を落とす運動への取り組みが肝心です。

【出典】
※1 厚生労働省 e-ヘルスネット 「脂肪/脂質」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-014.html
※2 スポーツ庁Web広報マガジン DEPORTARE 「日本人の座位時間は世界最長「7」時間!座りすぎが健康リスクを高める あなたは大丈夫?その対策とは・・・」
https://sports.go.jp/special/value-sports/7.html
※3 厚生労働省 e-ヘルスネット 「加齢とエネルギー代謝」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-004.html
※4 公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット 「トレーニング:有酸素運動とは」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/yusanso-undou.html
※5 厚生労働省 e-ヘルスネット 「エアロビクス/有酸素性運動」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-072.html
※6 公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット 「インナーマッスルの鍛え方」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/inner-muscle-training.html
※7 厚生労働省 e-ヘルスネット 「スクワット」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-034.html