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エッセイ・コンクール

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インタビュー

エッセイ・コンクールの受賞者にインタビュー!

楽しく上手に子育てをする秘訣は、サポーターを増やすことにあり!?
自分から一歩を踏み出したことで、周囲の人たちの協力を
得られるようになったというすてきな子育て体験を
エッセイにつづってくれた受賞者の方にお話を伺いました。

林亜麻美さん

 エッセイに書かせていただいた「お向かいさん」をはじめ近所の方々とは、“家族ぐるみのお付き合い”ならぬ、“家族ぐるみの子育て”をさせてもらっています。夏に一緒に花火をした際、私が「下の子は花火初めてやねん」と言うと、記念写真を撮ってくれました。「初めての出来事は写真に撮って残す」という感覚も、まさに、一緒に子育てをしているからこそのものだと、ありがたく感じました。
 大学の授業で「コミュニティ」という言葉を聞いたとき、「しがらみってやつか?」と鼻白んだ私ですが、近所の方々との交流を通して、その大切さに気づくことができました。近所の井戸端会議で「次は誰々さん家の子が入学ね」といった、子どもたちに関する会話がよく交わされるのも、みんながお互いの子どもの成長を楽しみにしているからです。そして、こうした会話から子育てのネットワークが生まれ、助け合いの輪が広がっていくのだと思います。私たちのことを気にかけてくれる人が周りにいてくれる安心感が、子育てをする上で大きな心の拠りどころになっています。

田村めぐみさん

 私たちは「学生結婚」をしました。両親の猛反対を押し切っての結婚、そして出産だったこともあり、当初は「誰にも頼らずに子育てをする」という気持ちが強かったと思います。そんな私を変えるきっかけになったのは、見ず知らずの人にかけてもらった「周りの人をもっと頼ったらええんよ。あんたのこと助けたいて思てる人も、あんたが手のばさへんかったら助けてあげられへんやろ」という言葉でした。以後、外出する機会を増やすなど自分から一歩を踏み出すようにしてからは、周りの人から声をかけてもらうことが自然と増えました。また、子どもや子育ての話題を通して、多くの方と仲良くなることもできました。
 そして最近、通っていた大学内に新たに保育施設が開設されたという、うれしい連絡をいただきました。当時お世話になった教授が、私たちのことを学長に話してくれたことがきっかけだと聞いています。子育てを応援したいと思っている人たちは、実は周りにたくさんいるという、あの言葉を改めて思い出すとともに、「学生結婚」をする道を選んで本当に良かったと思っています。


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