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【たまひよPresents】子どもの教育資金、どう貯める? 3大お悩みQ&A(専門家・監修)

【たまひよPresents】子どもの教育資金、どう貯める? 3大お悩みQ&A(専門家・監修)

30年以上、妊娠・出産・育児にまつわる情報を発信し続けているメディア「たまひよ」が、住友生命とコラボ! 今回のテーマは、子どもの教育資金の貯め方について。「たまひよ」に多く寄せられる、教育資金の3大お悩みにまつわる具体例を挙げながら、FPの飯村久美先生に対策法を教えていただきました。

Webたまひよ

制作/たまひよWeb編集部

【監修】
ファイナンシャル・プランナー 飯村久美先生
これまでの家計診断は1200世帯を超え、家計の健全化をサポート。著書に『子どもを持ったら知っておきたいお金の話』(KADOKAWA中経出版)などがある。

女性「今月も児童手当分しか貯金できない・・・節約も苦手だしどうすればいいの・・・」

男性「大学は私立だと500万円ぐらいかかるっていう噂も」女性「お給料も上がる見込みがないしそんな大金、どうやって貯められるの・・・?」(不安しかない・・・)

FP・飯村先生「ファイナンシャル・プランナーの飯村です。みなさん、そんなに不安にならなくても大丈夫!対策法を紹介します。」女性・男性「先生!よろしくお願いします。」

お悩み1 なかなかお金が貯まらない

あせる気持ちばかり先行して、何からどう改善していけばいいのかわからない…というママ・パパは多いもの。気負わずにすぐ始められる、お金の貯め方を教えてもらいました。

Q.効率的にお金を貯める方法は?

A.時間を味方につけて、自動的にお金が貯まる仕組みをつくる

「毎月少額であっても、教育資金を貯め始めるのは早いほうがベスト。児童手当やお年玉、お祝い金を使わずに貯めていくだけでも、時間が味方になって次第に資金が増えていきますよ。

貯蓄が苦手な人は、給料が入ったら自動的に貯蓄用の口座に振り分けられるようにするなど、「貯まる仕組み」をつくることをおすすめします。この先、大きな給料アップが見込みにくい人は、少額から始められるNISAのつみたて投資枠や、貯蓄型保険などを活用してみましょう。10年以上の積立期間があれば、時間を味方につけて運用でき、資産形成のスピードがぐっと高まる可能性があります。

お金の貯めどきは、幼児教育・保育制度の無償化対象である小学校入学前の3年間! さらに小学校入学後も塾などに通う前はお金がかからないので、貯めどきです」(FP・飯村先生)

Q.大学入学を目標にしたい。いつまでにいくら貯めるべき?

A.私立文系なら、大学入学までに300万円を目指して

「大学の学費は、入学金+4年間の授業料で、国公立は約250万円、私立文系は約400万円、私立理系は約550万円かかるといわれています。私立文系なら、子どもが18才になるまでに300万円を目標に貯めましょう。残りの金額は、大学入学後から大学4年の前期(4月~9月)までに月3万円ずつ貯めていけば126万円になるので、都度、無理なく学費を支払うことができます。

では最初の300万円をどう準備するかというと、「児童手当の活用」がおすすめです。0才から18才まで手をつけずに貯めていくと、1人あたり約230万円貯蓄できます。子どもが大学に入るころには親の年収が上がっていることも多いので、残りの資金も計画的に貯めていけば、無理のない範囲で準備できるでしょう。

医学系・航空系など専門的な大学を目指す場合や留学、一人暮らしをする場合は、もう少し多めの準備が必要になります。貯蓄だけでまかなうのが難しいときは、奨学金などの制度も上手に活用しましょう」(FP・飯村先生)

お悩み2 教育資金の備えとして、保険に入るべき?

男性「保険のメリットって何だろう。利回りの高い投資のほうがお得?でもリスクがありそう」

学資保険、外貨建ての保険、新NISAなど、教育資金を貯める方法はさまざま。それぞれの特徴を理解した上で、選択していくことが大切なようです。

Q.学資保険のメリットは?投資も考えたほうがいい?

A.学資保険は保障の安心感あり。長期分散積立をするなら投資の検討も◎

「学資保険のメリットは、元本割れがなく、18才に満期を設定すれば契約者に万一のことがあっても約束された金額が確実に入るという安心感があることです。さらに、保険料は銀行口座から自動的に引き落とされるので教育資金を確保しやすいというのもメリットです。

一方、投資は預貯金よりも多くの利益が期待できますが、元本保証ではありません。しかし投資先を分散し、10年以上の長期で積み立てることで、短期の値動きによる元本割れのリスクは小さくなるとされています。

教育資金を投資で準備をする場合は、NISAのつみたて投資枠を活用するとよいでしょう。この枠で買える投資信託は国が認めた、手数料が低く、長期的な投資にふさわしい商品となっています。得られた利益は非課税になるメリットもあります。

ただし、投資は内容を理解しないまま始めてしまうと、こんなはずではなかったということにもなりかねません。わからないものには手を出さないということも大切です。投資に少しでも抵抗を感じる人は、学資保険などで準備することを検討しましょう」(FP・飯村先生)

Q.利回りを考えると、外貨建て保険に入るのはあり?

A.デメリットを把握した上で検討するならあり

「支払った保険料が外貨で運用される保険商品を外貨建て保険といいます。近年、日本の物価は毎年2~3%上昇しているため、預貯金に預けておいてもお金の価値が減ってしまいます。日本の金利は他の先進国と比較してまだまだ低い水準ですので、利回りの面では、外貨で運用される外貨建て保険はよいといえます。

ただし、外貨建て保険には為替のリスクがあります。円安になれば受け取る金額が増える一方で、円高になると元本割れとなる可能性もあります。保険会社では、為替がいくらになった時に元本が割れるか=“損益分岐点のシミュレーション”をしてくれるので、必ずチェックしておきましょう。また外貨建て保険は、短期間で解約するとペナルティが発生する場合がありますので注意しましょう」(FP・飯村先生)

お悩み3 漠然と今後が不安!

女性「不安だらけでパニックだわ・・・(物価高・高齢・収入が増えない)」

物価の上昇、将来の収入や老後の生活まで考え始めると、お金の不安は増すばかり。そんなモヤモヤした心が軽くなる、対策法を教えてもらいました。

Q.物価も上がっているし、将来はお金の不安しかない。何からはじめればいいですか?

A.ライフプランを書き出して、夢のための貯金箱をつくるイメージを!

「将来は何が起きるかわからないので、不安を感じるのは仕方がないこと。まずは、いつごろどんなイベントがありそうか、そのためにはお金がいくら必要か、思いつくかぎり、ざっと書き出してみましょう。ライフプランは、いわば“夢のための貯金箱”をつくるようなもの。ライフイベントややりたいこと、欲しいものを書き、そこから逆算してお金を準備していきましょう。未来を可視化することで、例えば“子どもの教育費が足りなくなりそうだから奨学金制度の情報を探そう”など、漠然とした不安が“課題”に変わります。自分たちで解決できないことは、FPなど専門家の力を借りながら解決の糸口を探っていくこともできますし、漠然とした不安は減っていきますよ」(FP・飯村先生)

Q.収入が増える見込みがありません。大学まで行かせられるか不安…

A.子育て世帯の追い風となる制度を、しっかりキャッチして!

「東京都や大阪府で先行している高校授業料の実質無償化は、2026年度から全国的にも拡充される見通しです。さらに、23歳未満の扶養親族がいる人を対象に、一般生命保険料控除の上限を4万円から6万円に引き上げる改正も予定されています。給付型奨学金の拡充など、子育て世帯を支援する制度は年々充実しています。変化の流れを前向きにとらえて、上手に制度を活用しながら、家計の安心と未来への備えを整えていきましょう」(FP・飯村先生)

Q.40才で出産。教育資金は早めに多めに貯めるべき?

A.稼げるうちに“早めに多め”に貯蓄が正解。世帯収入を増やすため、スキルアップにお金を使う手も

「40才での出産でも、教育資金の準備は十分間に合います。たしかに、大学進学のころには親の年齢が60才前後となるため、老後資金とのバランスを意識する必要があります。そのため“早めに”“計画的に”貯めていきましょう。無理なく続けられる仕組みをつくることがポイントです。

たとえば、児童手当やボーナスの一部を教育費専用の口座に積み立てたり、学資保険やNISAのつみたて投資を活用したりするなど、時間を味方につけた方法を取り入れましょう。教育費のピークと退職時期が重ならないよう、ライフプラン全体を見渡して準備すれば安心です」(FP・飯村先生)

文/五十嵐由紀 イラスト/徳丸ゆう

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