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子育て支援活動の表彰

第3回子育て支援活動 過去の受賞作品を紹介いたします

名称

わくわく未来塾

活動開始

2002年1月

スタッフ

現在、会員は42 名。平均年齢は65 歳くらい。「わくわく未来塾」は任意団体。会費は月100 円で年間1200 円。伝承遊びの際にプレゼントする紙風船代などに充当。他の団体に比べて男性会員の比率が高い。

活動

平和学習、伝承遊び、布ぞうり、囲碁教室など、年間80 回程度の小中学校での教育活動、年1回の「わくわく未来まつり」や月3 回の絵本の読み聞かせ会の開催などのほか、月2回の新生児4カ月検診の際には子育て支援も行う。

連絡先

〒572-8533 大阪府寝屋川市池田西町28-22
  市立総合センター 寝屋川市社会福祉協議会内
  TEL.072-838-0400

未来賞

わくわく未来塾【代表・藤本英祐】大阪府寝屋川市

熟年人生で培われた経験・知識・技術を、子どもたちを通して社会に還元する

熟年力で、体験や遊びを伝承 参加者の声: 嫌いな食べ物があるけれど、戦争中のことを聞いて、 これからは頑張って食べようと思いました(小学6年生)。 資料では見ていたけれど、体験した人の話を聞いて、 戦争の怖さを実際に感じました(小学校6年生)。

【受賞の言葉】
戦後64 年が過ぎ、戦中・戦後の生活体験者が少なくなっています。私達の活動は、会員のそれぞれの地域、環境、年齢差による生活の中での実体験を小中学生に話し、現在の生活との違いを感じてもらい、戦争から得るものがなく、いかに失うものが多いか、平和が大切であるか、を伝えております。実施の後には、給食の残飯がめっきり少なくなり、物を大切にするようになったという効果も報告してもらっています。また、はねつきやこままわし、お手玉など、日本に古くから受け維がれてきたあそびの伝承も行っております。こういった小さな活動を認めてくださったことに感謝しております。これからも熟年力を発揮してがんばって活動していきたいと思っております。

受賞後の様子

 受賞については社会福祉協議会の機関紙及び寝屋川市老人クラブ連合会の機関紙に掲載され、会の存在が広く認識してもらえるようになりました。教育委員会においても、夏休み中に小学校の先生方に戦争体験を語ってほしいとの依頼があり、活動内容についても周知されてきたことを感じます。
 受賞後は平和活動、伝承遊び、布ぞうり作りなどに大人の参加者が増加しています。また、フェスタ、まつりなど小学校校内PTA主催活動にも参加依頼が増えてきています。
 副賞で購入した遊び道具や、ビデオ編集ソフトなどを活用できるため、活動の幅が広がっています。また、「昔遊びを子どもたちに伝える講座」を実施中です。これによって、会員の知識と技術の向上及び会員の増員を果たして、しっかりと受け継がれる活動にしていきたいと思っています。

活動内容

熟年世代が今後もいきいきとした人生を満喫するために、平和学習や昔遊びなど 人生の中で培ってきた経験・知識・技術を社会に還元するための活動を行う。

高齢者だからこそできる活動
「わくわく未来塾」の主な活動である平和学習は、活動に協力してくれる会員が子どもの頃経験した戦争について、直接子どもたちに語りかけるもので、地域でも高い評価を受けています。
 2009 年12 月、寝屋川市立三井小学校で平和学習が行われました。「わくわく未来塾」から7名の会員が出かけていき、6 年生を対象に戦争体験を話しました。人によって話のテーマは違いますが、自分の小学校の卒業アルバムの写真を見せて、当時はみんな藁草履を履いていた話など、疎開の体験、空襲の体験、満州での敗戦体験、当時小学生だった時の話を、それぞれが用意した手作り資料で話を進めました。
 児童からは、「資料では見ていたが、実際に話を聞いて勉強になった」「嫌いな食べ物があるが、これからは頑張って食べようと思った」「体験した人から話を聞いて、怖さが実感として伝わった」などの感想をもらい活動を続けていかなければと思うばかりです。

ボランティア養成講座から発生
 2001年、寝屋川市社会福祉協議会が「まだまだ“熟年”役立つ塾」という元気高齢者ボランティア養成講座を行いました。この講座に参加した高齢者が、講座終了後、せっかくの知識や体験を活用したいとの思いを形にしたのが、「わくわく未来塾」です。
 平和学習、伝承遊び、布ぞうり、囲碁教室など、年間80 回程度の小中学校での教育活動、年1回の「わくわく未来まつり」や月3 回の絵本の読み聞かせ会の開催などのほか、月2 回の新生児4カ月検診の際には、荷物運びや赤ちゃんの抱っこ、兄弟の子守、案内など保護者が安心して受診できるようにサポートしています。


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