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子育て支援活動の表彰

第4回子育て支援活動 過去の受賞作品を紹介いたします

名称

だがしや楽校だがしや倶楽部

活動開始

2004年10月

スタッフ

20名
非常勤無給4名
ボランティアスタッフ16名

活動

地元・山形で「だがしや楽校」を開催。年に一度、だがしや楽校の活動者が集まって意見交換を行う「だがしや楽校全国寄り合い」を開催。

連絡先

〒997-0028 山形県鶴岡市山王町8-21
TEL.0235-25-6320

厚生労働大臣賞 未来大賞

だがしや楽校(がっこう) だがしや倶楽部【代表・阿部等】山形県鶴岡市

子どもたちを生き生きさせる「だがしや楽校」をもっと広めたい

【子どもたちに昔ながらの「遊び・学び」の場を】 ・誰にも気づかいしないで遊べて、大人とも楽しくおしゃべりできることが楽しくて、毎回参加してい ます。 ・顔なじみの子どももできて、毎回会えることを楽しみに参加しています。(大学生ボランティアスタッフ)

【受賞の言葉】
 大賞受賞の報をお聞きし、涙が出るほど感激するとともに、恐縮しているところでもあります。なぜなら、多くの仲間が「だがしや楽校」に共感して活動しているからです。「だがしや楽校」が山形市の小さな公園で開かれるようになって12年。今では全国各地にて、いろんな方法で開かれるようになりました。これは発案者の松田道雄さんほか全国各地の「だがしや楽校」仲間の熱意の賜物と思います。私たちは大賞受賞を励みに、「だがしや楽校」の原点である山形市の小さな公園で開く「だがしや楽校」を大切にしながら、子どもからお年寄りまでみんなで交流できる「だがしや楽校」をさらに広めていきます。ありがとうございました。

受賞後の様子

 「だがしや楽校」は、“誰でもどこでもいつでも”楽しむことのできるフリーソフトです。予算や人手をかけずに面白い取り組みをしているという評価が定着してきたためでしょうか、生涯学習関係者や公民館関係者から「うちでもやってみたい」という問い合わせが増えています。2011年12月には、「さんのう夢ほっと・だがしや楽校」(毎週土曜日開催の模擬店型のだがしや楽校)がオープンしました。受賞後、更に子どもたちのために何ができるか考えていた矢先に、東日本大震災が起こりました。私たちは「だがしや楽校慰問隊」を新たに結成して、不要になったおもちゃを被災地に送る活動を始めました。そしてこの活動をきっかけにして、各地の「だがしや楽校」主催団体と被災地の子どもたちを招待するイベント「だがしや楽校全国寄り合いキッズサミット」を開催する運びとなりました。この集いで仲良くなった子どもたち同士の間で新たな交流も芽生えています。このように「だがしや楽校」の取り組みが全国に広く浸透していくことを願っています。

活動内容

「だがしや楽校」とは、お祭り屋台の形式でだれもが手軽に「趣味・特技・遊び・学び・作品」などを「みせ」る活動
「だがしや楽校」を広く普及・支援することが目的

山形県で生まれ全国へ
 「だがしや楽校」とは山形市の中学教師 松田道雄氏が発案した、学び・遊びをいつどこででもでき、子どもと大人が交流できる環境づくりを目的とした仕組みです。いまでは少なくなった駄菓子屋に集まる子どもたちとその店主との関係の中にヒントを得ています。子どもたちが「だがしや楽校」で遊び、同世代の子どもや大人とのコミュニケーションの中で、「社会の中で生きること」を体感し成長してくれればと考えています。山形県内でも、複数の団体で「だがしや楽校」の活動が展開されているほか、大きいところでは、神奈川県や静岡県などにも広まっており、1万人、2万人規模の集いになっているところもあります。
 各地域で広まる「だがしや楽校」は、私たちのだがしや倶楽部をただ模するのではなく、地域ごとの特色を生かし活動をしています。その地域独自のお祭り屋台を繰り出し、子どもと大人の交流をつくり出しているのです。  また、各地域で活動する「だがしや楽校」に携わる人たちが集まって意見交換を行う「だがしや楽校全国寄り合い」を4年前から開催。お互いの活動報告や情報の交換などを行っています。

「だがしや楽校だがしや倶楽部」設立のきっかけ
 発案者の松田氏は、各地域で自発的に「だがしや楽校」という仕組みが広がっていくことを願っており、組織を立ち上げ、活動を広めていくことに躊躇していました。しかし、2002年に山形県が「だがしや楽校」の存在を知り、活動目的に共感。県からの支援をもとに活動の普及ができないかと打診を受けました。支援の受け皿として、私をはじめとする県内各地の数名が集まり、2004年に組織として、「だがしや楽校だがしや倶楽部」を設立しました。

子どもたちだけでなく、近隣の大人の参加者も増加
 だがしや倶楽部は、県からの支援もあり「だがしや楽校」の理念を普及させるための組織として、6年前に設立され、山形県内の20名ほどで運営されています。子どもたちの参加のほかに、大学の教職授業の一環で、だがしや倶楽部に参加していた東北芸術工芸大学の女子学生は、いまでも時間ができるとオリジナルの遊びをもちより、この活動に参加してくれています。さらには、近所のおばあちゃんも子どもたちのためにけん玉を持参し、参加してくれています。


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