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子育て支援活動の表彰

第5回子育て支援活動 過去の受賞作品を紹介いたします

名称

ISSNE(岩手県南特別支援教育研究会)

活動開始

2002年2月

スタッフ

33名

活動

6〜2月(8月は休み)の第2土曜日の午前中に年齢・発達別の教室を開くほか、保護者向けプログラムや支援者向け研修会も定期的に開催している。

連絡先

〒021-0041
岩手県一関市赤荻字笹谷306-6
TEL.0191-25-4547

未来大賞

ISSNE(岩手県南特別支援教育研究会)【代表・鈴木和子】岩手県一関市

「少しコツのいる子育て」を、楽しみながらお手伝いしています

地域みんなで「少しコツのいる子育て」を楽しむ サーキットトレーニングの平均台を速く歩けるようになって良かったです。トレーニングは楽しいです。 数年前から参加しています。幼稚園や学校ではお友達に理解されにくいわが子ですが、土曜日の教室では全て受け入れていただけます。親にとっても支えとなる活動です。

【受賞の言葉】
 活動を始めて10年。NPO法人化して活動の幅を広げようとしていたタイミングで、このような賞をいただき、背中を押していただいたような気がしました。私たちの地道な活動が、地域だけでなくこのような形で認めていただけたことに、スタッフ一同感激しています。本当にありがとうございました。
 発達障がいのお子さんを取り巻く環境や制度は刻々と変化しています。活動を続ける中で苦しい時期もありましたが、そこにはいつも子どもたちの笑顔があり、その笑顔に勇気づけられてきました。受賞の喜びを、子どもたちや保護者と分かち合いながら今後の活動の励みとさせていただきますので、温かい目で見守っていただければ幸いです。

受賞後の様子

 受賞後、地元の新聞にも掲載され、様々な方面からお祝いの言葉をいただきました。今までの活動においてご協力いただいた方々へ受賞の報告会を開催し、10年間の活動を振り返りました。これまでの活動の中でのそれぞれの思いや今後の歩みについて、多くの声が聞かれ、今後の活動のさらなる励みとなりました。また、私どもの活動に興味を持っていただけた方が増えたのも大きな収穫でした。2012年度から、土曜日の教室は市からの補助を受けての活動となり、少しずつ内容を充実させることができました。
 地域の短期大学の学生がボランティアで活動に参加してくれるようになり、学校からの紹介で参加する親子もいて、さまざまなところに活動が認知されてきていると感じています。副賞でNPO法人を立ち上げることができ、現在は「特定非営利活動法人 子育て支援いっすね」として活動しています。

活動内容

「子育てに少しコツのいる」子どもとその保護者を対象に、親子で楽しみながら、子どもの発達を促すための活動を実施

●子どもたちの成長を、家族とスタッフが一緒になって見守ります
 落ち着いて行動することや人と関わることを苦手とする、「子育てに少しコツのいる」子どもたちと、その保護者を支援するための活動を10年間続けています。発達障がいのお子さんを持つ保護者向けの会の運営に携わっていた頃、子育てに悩むご家族の様子を数多く目にしたことが、この活動を始めたきっかけです。当時、キャンプのお手伝いなどをさせていただいたとき、親子が一緒になって楽しむ時間を作ることが、より良い親子関係を築く上で何より大切であるとの実感を持ちました。そのため、私たちの活動では親子揃っての参加をお願いしています。現在は父親の姿も多く見られるようになり、時には祖父母の姿も見られます。親子、家族、そしてスタッフが一緒に楽しみながら、子どもたちの成長を見守っています。

●年齢別・発達別に様々なプログラムを用意
 幼児期は、自由遊びや設定遊びを通じて経験を増やす「プレリトミック」と、音楽や遊びを通じて親子で運動する「リトミック」にそれぞれ挑戦。小学生になると、低学年は「ムーブメント」で体の感覚を、高学年は「ソーシャルスキル」で社会性を養います。年齢や発達の度合いに応じて必要な要素を取り入れた複数のプログラムを行うことで、子どもたちの良いところをできる限り多く発見できるよう心がけています。また「ペアレントトレーニング」という、保護者向けのプログラムも定期的に開催しています。子どもたちは周りの不安を敏感に感じ取るものです。発達障がいに関する理解を深めていただくことで、子どもたちへの接し方を学んでいただくことを目指しています。支援者向けの研修会も定期的に行い、地域の方々に「少しコツのいる子育て」をご理解いただけるように活動しています。

●卒業生も頑張っています
 活動開始当初にプログラムに参加していた子どもたちは、今は成長して社会に出て行く年齢となりました。自分に合った仕事に励む姿や、やりたいことを見つけて勉学に取り組む姿を見るのは、とてもうれしいことです。現在参加しているお子さんのご家族にとっても、そうした姿は大きな励みになっていると思います。


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