保険のありがたみを実感して入社。
支部長から研修所の「教官」に
新卒で自動車ディーラーに入社したのは、実家が自動車修理工場だったから。いずれ跡を継ぐつもりでした。整備士を3年、営業を8年経験したところで、父が倒れてしまい、介護に専念するため退職しました。ところが、わずか2カ月後に父が他界。今後どうしたらいいのか呆然とする中、唯一救いになったのが、父が生命保険に入ってくれていたことでした。
保険のありがたみを身に染みて知ったのを機に、保険業界について調べてみました。そこで出会ったのが、住友生命のコンサルティングディレクター補(以下CD補)というキャリアです。正直、保険の営業については良いイメージはなかったのですが、保険の価値を知った私としては、そのイメージを変えたいという思いもありました。思い切って飛び込んだのが35歳のとき。研修を経て、大阪で12年間、4つの支部で支部長を経験しました。その後、教育研修所に配属となり、教官としてCD補の研修を担当しています。
知識とスキルを身につけ、
同期との絆を築き、3倍速で支部長に!
住友生命で支部長になるにはいくつかのパターンがあります。新卒の総合キャリア職で入社した場合、一般的に8年以上かかるのに対し、CD補は最短2年9カ月の研修で支部長になれる、3倍速のキャリアパスです。そのスタートを切るのが入社後の教育研修。私は3期にわたって50名ほどの研修生と過ごしてきました。
私自身、入社当初は保険の営業ができる自信はまったくありませんでした。しかし、いざ研修を受けてみると「なるほど、これならできる」という納得感を得られました。教官となった今、覚悟を決めて入社してきた研修生たちに「入社してよかった」と思ってもらえるよう、他の教官とも切磋琢磨しながら日々の研修に取り組んでいます。
同じ目的のために集まった同期とは助け合うことも多く、厚い絆が育まれます。保険の知識や営業スキルを確実に血肉にでき、キャリアの基盤となるネットワークを築けるのが研修の醍醐味です。
自分を見ていてくれる人がいる。
道を示してくれる人がいる。
住友生命は「人の会社」。入社以来たびたび耳にした言葉です。これを実感するのは、新しいキャリアに進む時です。たとえば、知り合いのいない新しい配属先というのは不安なものですが、初対面の上司が「○○さんから聞いているよ」と声をかけてくれたりします。自分のキャリアをしっかり見ていてくれる人がいます。そして、人と人の温かなつながりが不安を払拭してくれるのです。
支部長から研修所への異動は、会社からの提案でした。研修所の教官は全員が支部長経験者です。全国に約1,500名の支部長がいる中で、教官はわずか15名。非常に狭き門です。自分が教官に抜擢されるとは思っていませんでしたが、人に教える、人を育てるという適性を、会社はしっかり見ていてくれた。そして、道を指し示し、提案してくれたのです。
そして2023年4月より、岡山支社で営業部長に着任することになりました。「なれるものならなりたい」と思っていたキャリアを着々と実現できています。
営業部長として次のステージへ。
中途ならではの武器がある!
営業部長は地域に長く深く関わり、保険以外の点でも貢献が期待されるポジションです。入社当初からの「保険営業のイメージを変えたい」という思いをカタチにできるステージに一歩近づけたと言えるでしょう。ワークライフバランスへの配慮も含めて、「自分の家族や知人にも自信をもって職場を紹介できるか」…そう問い続けて、地域の支部を盛り上げていきます。そして、CD補からスタートした先輩として、後進への道をさらに切り拓いていきます。
35歳で転職した私には、中途入社としての自負がありました。CD補として最速で保険の知識や営業スキル、マネジメントスキルを習得できましたが、社内の人的ネットワークという点では、社歴の長い新卒入社組には及ばないかもしれません。だからこそ、営業では負けたくない。この思いが私の原動力でした。転職を考えている方は「お客さま側だった経験がある」という中途入社ならではの武器を強みに、ぜひCD補というレアなキャリアにチャレンジしてほしいですね。