● 家庭や地域での生活をより多く経験体験してもらうために
西和賀町では、盛岡市にある児童養護施設の子どもたちに、夏休みを利用した体験合宿の場を長く提供してきました。
その中で、家庭や地域での生活をより多く体験してもらいたいと考えるようになりました。
そこで5年ほど前から、体験合宿をホームステイという形に発展させて、子どもたちが家庭で生活する機会を提供しています。
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● 慣れない雪かきも農作業も率先してお手伝い
ホームステイに加えて、施設の職員と一緒に古民家に宿泊しながら地域行事に参加する「ファミリーホーム」などの
取組みも行っています。最初は遠慮がちだった子どもたちも、いつしか雪かきや農作業を率先して手伝ってくれるようになるなど、
都会ではなかなかできない経験を通して子どもたちがのびやかに成長してくれたらうれしいです。
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● 地域の人もすごく楽しみにしています
ホームステイやファミリーホームを楽しみにしているのは、参加する子どもたちばかりではありません。
受け入れる側もとても楽しみにしています。高齢化が進む中、子どもたちがやってくる時期は、
町の雰囲気も明るくなります。地域の高齢者にとっては長年の生活の知恵や技術を子どもたちに伝えることが生きがいにもつながっているようです。
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