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子育て支援活動の表彰
第8回 震災復興応援特別賞
特定非営利活動法人 こそだてシップ 岩手県大船渡市 代表者 : 伊藤 怜子 助産師が中心となって取り組む、子育てのしやすいまちづくり

活動内容

妊婦や乳幼児とその保護者を対象に、助産師が参加して、安全、安心な育児を支援する。
被災地のまちづくりの一助となる活動の展開

● 気仙地域を、安心して子育てできるまちにしたい

  大船渡市、陸前高田市、住田町からなる気仙地域には元々、出産のできる病院が1カ所しかなく、そこに震災による甚大な被害が重なったことで、産前産後の母子を取り巻く環境はさらに厳しいものとなりました。この気仙地域を、お母さんや赤ちゃんが安心して暮らすことのできるまちにするために、助産師が中心となって、サロンを始めとした子育て支援活動を行っています。

● ゼロからスタートしたサロン活動も今では充実

 震災後、行政による新生児訪問もままならなかった時期から、仮設住宅を1軒1軒まわって「ママサロン」への参加を呼びかけるなど、孤立した母子や困難を抱えた家族の掘り起こしを継続的に行ってきました。現在は、助産師のほかに看護師、保育士、歯科衛生士等の協力を得てサロン活動はますます充実するとともに、「こそだてシップ」を卒業したお母さんたちが今度はスタッフとして活動に参加してくれるなど、地域の中に支え合う仕組みも生まれています。

● 地域の中で頼られる存在に

 行政からの委託を受けて、地元の商業施設の中に常設の子育て支援室「すくすくルーム」も開設しました。こうした子育てに関する取組みが広く知られるに従い、「出産や育児のことなら、こそだてシップ」という認識が地域の中に根づきつつあることを日々実感しています。これからも引き続き、子育てに優しいまちづくりに努めていきたいと考えています。

受賞の言葉

素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。ご支援くださった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。気仙地域には今も、出産できる病院は一つしかありません。この地域で安心して出産育児ができるよう、私たちは身近なサポートを心がけております。ママたちの笑顔が、子どもや地域の未来も明るくすると信じて活動してまいります。

受賞後の様子
 この賞をいただいたことが、地元の新聞に大きく掲載され、多くの方にお祝いの言葉をいただきました。子育て支援を利用している方も、今まで縁のなかった方も「おめでとう!」と声をかけてくださいました。こちらの地域では、「子育て支援」という言葉にまだなじみが薄く、私たちの受賞のニュースが「子育て支援」の認知度を高めることに少しつながったのではないかと思います。
 副賞の使い道としては、助産師がお話をする「子育てスクール」を開催。妊婦さんを対象に母乳などについてお話しする機会も設けました。また、赤ちゃんを抱っこしたままでも入りやすいように、こそだて支援室「すくすくルーム」の入り口の改修に充てました。
 2015年に行政から委託を受け、「すくすくルーム」を開設してから1年が過ぎました。大型ショッピングセンター内の子育て支援室として開室し、地元の母子やご家族のみならず、他県からの子ども連れご家族等幅広く、たくさんの方々にご利用いただいております。行政派遣の保健師による育児相談や、地元の団体との連携イベントも開催し、より地域に密着した子育て支援を実施中です。
 被災地として、また、産科開業医院や助産院のない地域事情から、助産師駐在の「妊娠期からの子育て支援」は、復興の一助として期待が寄せられております。
団体プロフィール
名称 特定非営利活動法人 こそだてシップ
活動開始 2011年9月
スタッフ 12名
連絡先 〒022-0002
岩手県大船渡市盛町字町10-11
TEL.0192-47-5689

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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