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子育て支援活動の表彰
第8回 震災復興応援特別賞
東日本大震災圏域創生NPOセンター「いしのまき寺子屋」 宮城県石巻市 代表者 : 橋 信行 被災後の行き場のない子どもたちのための、子どもたちによる居場所づくり

活動内容

子どもの居場所は子どもの声を紡ぎながら共に作り、
本気で遊び・本気で学び・本気で傍楽(はたらく)をモットーに活動しています

● 子ども支援が復興への近道

 子どもの元気や笑顔を取り戻すことが復興への近道になると考えた私たちは、震災直後から、子どもたちが安心して過ごすことのできる居場所をつくるとともに、彼ら彼女らの声を大事にしながら、学習支援や遊び・アートを絡めたさまざまなプログラムを実施してきました。そうした、子どもたちを中心に据えた避難所運営が、現在の私たちの活動の出発点となっています。

● 子どもたちの居場所を守り続けるために

 復興が進むにつれ避難所は徐々に閉鎖されていきますが、避難所で過ごす時間を心の拠りどころとしていた子どもたちにとって、それは切実な問題でした。そこで私たちは避難所の外に新たな拠点を設け、「いしのまき寺子屋」として活動を引き継ぐことで、子どもたちの居場所を確保し続けました。ここでも大人が過度に前に出ることはありません。あくまでも子どもたちの自主性を尊重し、その成長を温かく見守っています。

● 子どもたちの夢の実現に向けて

 いしのまき寺子屋の子どもたちには「みんなの家をつくりたい」という大きな夢があります。その夢をかなえるために現在は、地域の方々や大学生ボランティアと一緒に子どもたちがいつでも遊びに来られる場所、「こども王国」の建設を進めています。居住エリアと農場が隣接しているので、宿泊を伴った活動なども行えるようになり、子どもたちの遊びと学びの幅はさらに広がるものと期待しています。

受賞の言葉

子どもたちの声一つひとつに耳を傾け、どん底から立ち上がりました。子どもたちの呟いた言葉の意図を読み込むと、それは困難を乗り切る指針でもあり、未来への希望につながるものでした。この受賞は、多くの皆さまの寄り添いがあったからです。彼らの心づくしが称えられたことは、復興に疲れ切った方々へのエールにもなると思います。

受賞後の様子
 受賞を子どもたち一人ひとりに報告すると、満面の笑みを見せてくれました。仲間と造り上げた寺子屋を称えてもらったことが一番うれしかったようです。共に震災後のトラブル・困難を乗り越えた形がこの受賞でもあり、子どもたちがそれぞれの困難のピークを過ぎた時期だからこそ、自己肯定の機会にもなりました。ある小学6年生の子は、「この寺子屋がなかったらどうなっていたんだろう」と、ここに来た当時を振り返っていました。
 子どもたちは、被災地では幾重にも制限を感じながら活動してきました。4月にオープンした大崎市の「三本木いぐねの里」では、自然の中で思う存分、夢や希望にチャレンジできる「こども王国」づくりを進めています。副賞はその整備費として活用しています。
 受賞は、震災からこれまでに関わった全ての方々で造り上げた寺子屋が、皆で確認できる見える形で評価された成果だと思います。受賞を機に、互いに喜びを共有しあい、心をひとつにすることができました。
団体プロフィール
名称 東日本大震災圏域創生NPOセンター「いしのまき寺子屋」
活動開始 2011年4月
スタッフ 常勤2名
連絡先 〒986-0873
宮城県石巻市山下町2-2-48 太陽ビル1号館2階
TEL.0225-22-4804

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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