住友生命イメージソング「まあるいいのち」
現在も、当社のイメージソングとして「まあるいいのち」は世代を超え、多くの方々に愛されています。
これからも、「大切ないのち」というこの歌のメッセージを活動の原点として、保険商品はもちろん、文化・社会貢献活動で「あなたの未来を強くしたい」それが、住友生命の願いです。
IUCN国際自然保護連合 親善大使 イルカ
IUCN日本委員会ホームページ
イルカさんがデビュー当時から、大切にしてきたメッセージ。それは、まあるい地球そしてすべての生き物たちから教えてもらったこと。「いのち、家族、自然、動物…」懐かしい歌のリメイクや新曲を収録した、イルカさんが選んだセレクトベストです。アコースティックギター界の“巨匠”石川鷹彦氏が新曲、リメイクの編曲を担当。そしてリメイク曲で、息子:神部冬馬さんとの共演。フォークグループ“シュリークス”が再現されます。
CMを通して、「いのちの大切さ」や「いのちの愛おしさ」を広く訴えることが、住友生命様の企業のメッセージとして、一番大切なことと考えました。そして、それを伝えるには、厳しい自然界の中で一生懸命生きている動物の親子の姿や、いのちの誕生する瞬間の様子がいいのではないか、と想い至りました。
当時はすでに、親子の絆やいのちの大切さを世の中に問わなければいけない時代だと感じていましたので、何よりこどもを持つ親御さんや、もちろんこどもたち自身にもそれが伝わることを願いました。
実際に撮影を始めると、動物のいのちの生れる瞬間には大きな感動があり、太古より「いのち」をつないで進化を遂げてきた人間のDNAに見事に働きかけるものだなぁと改めて思い、とてもいいCMになるという手ごたえを感じました。
当時のスタッフから歌はイルカさんでどうかという提案があり、私もイルカさんのファンであったのと、「いのち」がテーマの曲は、イルカさんに歌ってもらうことでいいものができるという確信があったからです。
イルカさんの手によって、「まあるいいのち」という素敵な歌に仕上がりました。
制作側として「いのちはひとりにひとつ」という想いを伝えたいと考えていましたが、それを、「ひとりにひとずつ、大切ないのち」と歌い込んでいただいており、CMの魂がちゃんと、しかもとてもやさしく伝わる詩と曲に仕上がっていましたので、さすがイルカさんだなぁ!と感動しました。映像もとても満足なものが仕上がりつつあり、そこにイルカさんならではの「いのちの詩」が加わって、自信を持って世の中に送り出せるCMが完成しました。
CM放映後、楽譜や歌詞カードを送ってほしいと多くの幼稚園や小学校などから申し込みが相次ぎ、たくさんのこどもたちがこの歌を歌ってくれたと聞きました。制作者としてこの上もなく光栄だったことを思い出します。
「まあるいいのち」を通して当時のメッセージが現在にも、引き継がれていることに、何か想うことはありますか?
現在は、当時よりさらに、いのちの大切さを問わねばならない時代にさしかかっているのではないでしょうか。21世紀は、私たちが20世紀に置き忘れてきたもの(例えば「いのち」はかけがえのないもの、という当たり前のようなこと)を取り戻さねばならない世紀になるはずです。人間の、そして社会の本当の豊かさとは、その忘れ物をきちんと取り戻してこそ得ることのできるものだと思います。
このCMをスタートさせた頃以上に、なお「いのち」の大切さを訴え続けていきたいという住友生命様の姿勢に、当時の制作者として深い敬意を覚えます。
(当時クリエイティブディレクター・コピーライター:新開 康明氏)
JASRAC許諾番号
9011674003Y45040
JASRAC許諾番号
9011674004Y38029