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子育て支援活動の表彰

第2回子育て支援活動 過去の受賞作品を紹介いたします

名称

和歌山おはなしの会 語りの森

代表

東 洋美

地域

和歌山県和歌山市

厚生労働大臣賞・未来大賞

和歌山おはなしの会 語りの森【代表・東 洋美】和歌山県和歌山市

活動開始から20年 語りだけでなく、語り手の育成や伝承あそびの普及にも尽力

【受賞の言葉】
 会ができて20年目です。その年に大賞をいただき、心からうれしい気持ちでいっぱいです。これからも目の前にいる多くの子どもたちに、昔話とわらべうたを語り続け、人の声に包まれる楽しさを伝えていきます。本当にありがとうございました。

受賞後の様子

「最年少中学3年生の後継者が頼もしい」
毎月1回開いている「わらべうたがいっぱい」の様子 受賞をきっかけに新聞やテレビでも活動が取り上げられ、昔話やわらべうたをしている会の存在を多くの人に知ってもらえました。活動を信頼してくれる人々も多くなり活動の場が増えたことで、多くの子どもたちに昔話を語ることができました。昔話の語り手養成講座を受講した最年少の中学3年生は覚えた話を近くの保育園や、自分の中学校の生徒全員の前で披露しました。活動の参加者は口コミで増え、覚えたわらべうたをすぐに親子で歌っているという、うれしい報告をもらっています。

活動内容

 昔話やわらべうたを、地域の子どもたちに語って聞かせるほか、絵本・昔話・子どもをテーマにした講演活動も行っています。学校や公共施設で行っていますが、一昨年からは和歌山県立紀伊風土記の丘にある、移築された江戸時代の民家にて昔話を語っています。「語り」であって、読み聞かせではありません。純粋に語るだけの方が、聞き手もより集中します。また、絵本の読み聞かせは明るいところでないとできませんが、語りは暗いところでもできるのが特徴です。7年前から、語り手の養成講座も随時開講しています。

活動の経緯・特徴

 アメリカの図書館学の中から「ストーリーテリング」が生まれ、日本でも東京で運動が始まりました。それが、和歌山にも入ってきて、20年前に「おはなし会」として始まったのが最初です。「語り」を行う活動そのものも重要ですが、語る「はなし」を残すことも重要と考えています。また、わらべ歌の収集にも力を入れています。活動を開始して20年、和歌山から転居などで全国各地に "語り部" が広がり、各地でその地域に根ざした活動を行っています。20年を契機に、同窓会的な「昔話大会」を開催したいとも思っています。

運営について

 会員は30人で、当初の3倍になっています。養成講座の参加者は準会員としており、現在の講座参加者は15人。これまでに70人ほどが受講しています。最初のころに聞いていた子どもたちが親になる年代になり、新たな担い手になりつつあります。現在、数人の若いママが養成講座を受けています。


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