WaaS(Well-being as a Service)
住友生命は、身体的、精神的、社会的、経済的に満たされた「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」を支えるWaaS(Well-being as a Service)をエコシステムとして展開することで、未来に続く住友生命ならではの価値の実現を目指しています。
WaaSの中核となる、“住友生命「Vitality」”による「健康増進」を一層推進していくことに加え、3つの領域でオープンイノベーションの取組みを進めています。
Disease Management
疾病があってもよりよく生きるための「Disease Management」領域においては、生活習慣病の重症化予防サービスの実証実験を2022年度に実施し、2023年度社会実装事業をスタートしました。
その他、メンタルダウンを予防するセルフケアサービスの企業への提供を2023年度からスタートしています。
重症化予防
住友生命は(100%)子会社株式会社PREVENT(2023年12月8日付でグループイン)(以下「PREVENT」)とともに生活習慣病の発症予防や重症化予防に向けたサービス開発を進めています。子会社化の詳細につきましては、「PREVENT社の住友生命グループインについて」をご覧ください。
個人の健康診断結果・レセプトデータ等を元に「PREVENT」の医療データ解析「Myscope」でリスクを分析し、結果に応じて住友生命のVitality健康プログラム「Vitality体験版」と、「PREVENT」の生活習慣改善支援プログラム「Mystar」のいずれかを提供します。
本事業は自治体での実証事業を重ねてきましたが、茨城県鹿嶋市とは鹿嶋市・「PREVENT」・住友生命で締結した三者間包括連携協定のもと、鹿嶋市の掲げる「医療の不足を補完する、市民が自分でコントロールできる健康の実現」を目指すべく2023年度より「鹿嶋市MVM ヘルスケア事業」として鹿嶋市民向けに提供しています。今後も「一人ひとりの『よりよく生きる』を応援する」ために、自治体・企業等の課題に合わせたサービス開発を行っていきます。
メンタルヘルス
住友生命は株式会社エクサウィザーズ(以下「エクサウィザーズ」)とともに従業員のメンタルダウンの予防を目指した早期発見・セルフケアサービスの開発を進めています。
従業員に回答いただく7問のウェルネス診断の結果により、ご自身への気付きを促すとともに、企業の管理者によるタイムリーな状態把握を可能にし、両者の早期発見につなげます。また心を鍛え、セルフケアにつながるトレーニングをすき間時間で実施いただくことで、従業員自身がメンタルの状態を改善させていきます。
本事業は現在企業の従業員向け早期発見サービスとして開発検討を進めていますが、幅広いお客さまにご利用いただくべく、一般のお客さま向けのサービス開発も検討を進めています。今後も「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」を支える、様々なサービス開発を行っていきます。
Wellness Life
様々なライフステージでよりよく生きるための「Wellness Life」領域においては、プレコンセプションケアのサービスが2021~2022年度の実証実験を経て、2023年度よりサービス提供を開始しました。
プレコンセプションケア
プレコンセプションケア(Preconception Care)とは、女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと、そして、赤ちゃんをさずかるチャンスを増やす、女性や将来の家族がより健康な生活を送れるようにする一連の取組みのことです。
昨今、晩婚化や晩産化の進展などにより、不妊に悩む人は増加しており、働きながら不妊治療に取り組む人も増加していると考えられる中、仕事との両立が難しいゆえに退職したり、不妊治療を諦めたりする人が多くいると言われ、プレコンセプションケアの重要性も高まっています。
住友生命では、一人ひとりが望む「理想のライフプラン」を実現すべく、WaaSにおける「Wellness Life」サービスの一つとして、プレコンセプションケア領域でのサービス開発を行っています。本サービスを通じて、「不妊治療と仕事の両立」という大きな社会課題の解決や、いつかは子を持ちたいと思う人への早い段階からのサポートによって、社会課題そのものの縮小を目指しています。本サービスの詳細はこちらからご覧ください。
職場の風土づくり支援~不妊治療と仕事の両立支援~
Well-Aging
今後「Well-Aging」領域(年齢を重ねても幸せに過ごしていただく)も含めたWaaSの価値提供範囲の拡大を通じ、ウェルビーイング価値をお届けするお客さまを増やし、「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」の実現に寄与していきます。