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【受賞の言葉】
山の廃校の木造校舎に夫婦で「あそびの学校」を開校し8年。ようやく山のかなたから暖かな日差しが昇ってきたと喜んでいます。これからも未来を担う子どもを真ん中に、生き生きとした地域づくりの活動を地道に行っていきたいと思っています。本当にありがとうございました。
「3名の“あそびの職人見習い生”を中心に活動が発展しています」
受賞をきっかけに行政の姿勢が変わったように思います。現在、市から借用している古民家をギャラリー、茶室等を備えた施設とする当初の基本計画が見直され、子どもから高齢者までが集い、あそびを通して交流する懐かしの居場所とする方向で検討委員会がもたれるようになっています。さらに、「あそびの職人養成所」に新たに3名の職人見習い生が入りました。現在、この3名のあそびの職人見習いを中心に施設の運営が行われるようになっており、施設運営は大きく発展しています。
「ALWAYS 遊びの学校」や三波川ふるさと児童館「あそびの学校」を運営しています。「ALWAYS 遊びの学校」は、市所有の古民家を無料借用し開設したもので、子どもが放課後に道草できる場所であり、近隣の小学校中学校から子どもたちが集まってきています。また、中高年も参加できるような活動を取り入れ、年代を超えた交流ができるようにしています。一方、三波川ふるさと児童館「あそびの学校」は、旧鬼石町の廃校を購入して整備し、春から秋にかけて、テントや野外活動などの子どもたちのあそびの拠点として開放しています。
「子どもたちに豊かな自然、あそび、文化を伝えよう」をスローガンに「子どもも大人もホッとする居場所」を目指して活動してきました。当初は「あそびの出前」活動で、地域の神社や公園をワゴン車で回って紙芝居などをしていました。また、子どもたちにあそびを伝えることのできる人材を育成しようと、「ALWAYS遊びの学校」で泥団子や粘土の型あそび、紙芝居などの講座を開いています。高齢者は、子どもに教えることだけでなく、自分の楽しみとしても参加されているようです。
運営スタッフは、趣旨に賛同してくれたボランティアです。施設は市より無料で借用していますが、運営の資金は講演の謝金や併設された駄菓子屋の売り上げで、厳しい状態です。それでも、高校や大学に進学した子どもたちが、運営スタッフとして戻ってきてくれると、やりがいを感じます。