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【受賞の言葉】
受賞の知らせをいただいたとき、若いお母さんや子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かびました。みんなの思いと、これまでの活動ひとつひとつの積み重ねが、カタチになったスペースです。これからも、たくさんの出会いと可能性が広がるよう、知恵と力を出し合っていきたいと思います。希望の光をありがとうございました。
「副賞で活動が継続できました」
1年間の予定で始めたフリースペース「にこりん」の活動でしたが、運営資金の目処がつかず悩んでいる時に賞をいただいたおかげで、2年間継続する事が出来ました。NPOでもない、地方の小さな活動ですが、未来賞の受賞はメンバーの励みになりました。そして、設立当初から7年間行政に働き掛けてきた「子育て支援センター」が遂に2010年3月にオープンし、「にこりん」の活動も無事終了となりました。
5月からは、この春開設したボランティア活動センターの中で託児付き「小物作りの会・グランジュテ」を始めました。これからもお母さんたちのほっとひと息できる時間づくりを続けていこうと思っています。
また、7月24日の芦屋町恒例の花火大会の日にあわせて、町内外の11のボランティア団体でバザーを開催しました。「ハートフル」では、手作り品を中心に日用雑貨を集めて参加し、バザーの収益金を宮崎の口蹄疫被害者への支援金として、寄せられたメッセージとともににお届けしました。
「受賞で地域内の信頼度もアップ 人と人とのつながりも広がっています」
近くに身内も親しい友人もいなくて、不安を抱えながら子育てをしているお母さんたちが、フリースペース『にこりん』での出会いを通して人と人との温もりを感じています。お母さんたちがイキイキとした表情になっていくことで、『にこりん』が「必要な居場所」として地元の関係機関にも認知されてきているようです。「この町で子育てしてよかった」「ここが自分の育った町」と、たくさんの親子が胸を張って生きていける町づくりを、地域全体で目指したいと思っています。
芦屋町は過疎の町で親子が気軽に集える場がなかったので、昨年より商店街の空き店舗を借りて、週3回の子育てフリースペース「にこりん」を開設しています。これまでは、公民館などで、年数回、講演会や座談会を行ってきました。「子どもは町の宝」だという認識は、町や町民にもありますが、「母親も町の宝」であるという認識も大切ではないかと思っています。「にこりん」は、育児中の母親の息抜きと交流の場です。「お勧めの店のマップ」作りやお弁当を持ち寄ってのランチタイムは好評です。商店街の振興にも役立てばと思っています。
主婦6人で芦屋町の子育て調査を行ったことがきっかけで、活動を始めました。芦屋町は自衛隊員の家族や他の転勤者などもあり、孤立した子育てになりやすい環境にあるといえます。アンケート調査の結果から、若い母親は「どうしたらいいか?」と悩む一方で、年配者は「どこで支援できるか?」と悩んでいる様子が分かりました。双方をつなぐためにも、「子育て支援センターを開設してほしい」と町に働きかけましたが、財源がなくいまだに実現していません。「子育ては待ったなし!」という思いから、有志で「にこりん」を始めました。
「にこりん」は参加費無料、運営資金は「ハートフル」の会費や空きスペースの利用料と各種助成金です。また、ボランティアのサポーター15人が2人ずつ交代でサポートに入っています。サポーターは子ども連れの若い人から年配の人まで三世代にまたがっています。