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誰にでも開かれている、ふれあいの家 参加者の声: 子育て中は、子供と母親2人きりになる時間が多いので、 みんなで一緒にお昼ご飯を食べることができるのも魅力です。 児童館と違って、開放時間が長いので、 使いやすい施設です。
【受賞の言葉】
北の端の私たちの小さな活動に目を留めていただき、驚きと共に大変、感謝感激いたしております。「障がいのある人もない人も、赤ちゃんからお年寄りまで、違いを認め合ってお友達になりましょう!」を目指して活動を始め、15 年目に入っております。活動の歩みは、まことに遅々たるものであり、目的達成までには、まだまだ沢山のやりたいことがあります。ほんの少しでも障がい理解を通して、共生社会に近づきたいと願っています。このたびは、このすばらしい受賞に大層励まされました。参加者皆が協力し合い、知恵を出し合い、創意工夫しながら、新たな思いで、これからの活動を進め、交流の輪を一層広げていきたいと願っております。本当にありがとうございました。
参加者はこの賞が大変立派な賞であることに驚き、誇りに感じています。子どもたちも、表彰状や写真を見ながら、立派な賞であることがわかって喜んでいます。また、新聞などで、受賞を知った多くの方々が電話や手紙や花の贈呈などでお祝いの気持ちを伝えてくれました。
10月30日と31日に、「第9回全国子育てひろば実践交流セミナーinほっかいどう」が札幌で開かれ、4人のシンポジストの一人として代表の柴川が会の活動を報告しました。また、2日目の分科会はお出かけ分科会として、むくどりホームを会場に行われました。多くの方々が関心を持ってくださっていることに驚いています。
今回の受賞は私どもに大きな励ましと、経済的な支援をしていただきました。多くの方々との出会いの中で、毎回楽しい活動を進めることができています。心より感謝します。
「赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのある人もない人も共に集い お友達になりましょう」を活動理念に、バリアフリー公園である藤野むくどり公園と、 公園前の代表者宅を用いて活動。
誰でも共に集いお友達になりましょう
「赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのある人もない人も共に集いお友達になりましょう」が活動理念です。互いに違いを認め合い、尊敬し合い、交流し合えることを願って活動を始めました。「先に来た人は後から来る人を出迎える」「その日の参加者がその日のスタッフ」「私の出番(自分の特技)で各々の力を発揮する」「お互いに、今日出会えて嬉しいね!と思い合う」を大切に発足当初から活動しています。
札幌市郊外の住宅街で活動
むくどりホーム・ふれあいの会は、札幌市郊外にある藤野地区の住宅街で活動しています。地域内の人たちだけでなく、近隣の小中学生はもちろん、バスや車を使ってやってくる人も少なくありません。
主な活動は、乳幼児親子の交流ひろばのほかに、小学生の総合学習、中学生・高校生・大学生のボランティア体験や研修など。講師を招き「アロマでリラックス」や「アンデルセン手芸」「わらべ歌」などの講習会、「私の子どもはチャレンジド」の話し合いの会も随時開かれています。鯉のぼり会、クリスマス会などのイベントの他、8 月には地域の人たちや支援者も参加する大規模な公園開園記念会が開かれて、とても賑やかです。
公園とホームが一体となっている
「公園の存在が大きい。」スタッフも参加者も口 をそろえてそういいます。ホームと一体化して、閉塞 感のない空間を作るとともに、だれにでも開かれて いる場所を作り出しています。おもいっきり遊べる 公園と、ゆっくりと休むことのできる施設が併設さ れているので、濡れた服を乾かしたり、手を洗った りと子どものケアをすることができます。
みんなで一緒にお昼ご飯を食べることができる ことも魅力。子育て中は、子どもと母親2 人きりに なる時間が多く、中でもお昼ごはんの時間というの は、なかなか外では過ごせない時間だということで すが、ここではゆっくり食べられると好評です。
代表者の長年の思いが込められた活動
若いときに盲学校の生徒親子と出会い、障がいを持つ子どもが地域の中で他の子ども達と遊ぶ時間もチャンスもないことを知り、ぜひそのような場所を作りたいという願いを持ちました。その後、カナダで子育て家庭支援センターを見学し、活動を始めるための具体的なイメージをつかみました。15年前、自宅前に札幌市が住民の意見を取り入れたバリアフリーの「むくどり公園」を造成する際に、公園が目的に沿って有効に使われるように自宅を開放して、赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのある人もない人も誰もが気軽にふれ合える場として、むくどりホーム・ふれあいの会を発足しました。