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【赤ちゃんとの「ふれあい会」で学ぶ】 ・昨年も子どもと参加しました。人見知りをして大泣きすることもなくなり、生徒さんと二人で遊ぶ姿を見ていると、子どもの成長を感じました。 ・初めて赤ちゃんと交流して、お母さんがどれだけ大切に育てているかわかりました。大人になったら、赤ちゃんを大切に育ててあげたいです。(小学5年生)
【受賞の言葉】
私たちの活動を認めていただき、ありがとうございます。これまでに、赤ちゃんとの「ふれあい会」や、「おはなし訪問隊」などに参加してくださった方々、また、ご支援ご協力してくださった方々に、喜びと感謝を伝えたいと思います。
これからも、私たちの活動を継続し、未来を築く子どもたちやその保護者などと関わりながら、笑顔とともに、「自己肯定感」「命の大切さ」「コミュニケーションスキル」「本の面白さや楽しさ」などを届けていきたいと思います。ありがとうございました。
このたびの受賞を岩美町に報告しましたところ、町長や各学校の先生をはじめとした教育関係の方々から「すごい賞をいただいたのですね。おめでとう」といった祝福の言葉を数多くいただきました。また、活動の様子が町報『いわみ』やケーブルテレビで紹介されたことで「ぷろじぇくとえん」の知名度も高まり、周囲の方々から声をかけていただく機会も増えました。知名度が高まったことで、当初は参加者探しに苦労した「ふれあい会」の活動に、興味を持って見学にこられる方や、実際に参加される方も着実に増えています。今後も、小中学生と赤ちゃんとがふれあう「ふれあい会」の活動を中心に、親子向けのコンサートの開催、「おはなし訪問隊」の実施、「ありがとうシール」の配布、そしてベビーマッサージなど、親子のための活動を精力的に行っていきたいと思います。
小中学生を主体とする「赤ちゃんとのふれあい会」を中心に、親子で楽しむ「アートスタート」などを
開催
小学校で活動する「読み聞かせ」、「おはなし訪問隊」など多くの活動を展開している
赤ちゃんに触れることで生まれる子どもたちの変化
2006年から、小学校や中学校で、“命”の授業の一環として、小中学生が赤ちゃんと触れ合う「ふれあい会」を開催しています。最初は赤ちゃんに触れることにこわごわしていた生徒が、最後には別れを惜しんで涙を流す姿をみることもできます。また、「ふれあい会」を実施した学校では、職業体験の授業で保育所での職業体験を希望する生徒が増えるそうです。
赤ちゃんを参加させてくれる親への影響
「ふれあい会」は、生徒だけでなく、自分の赤ちゃんを参加させてくれる親にもよい影響があります。ですが、参加してくれる赤ちゃん探しがひと苦労でもあります。母親として小中学生にわが子を預けるのに不安もあるようで、岩美町が主催する子育て事業の参加者をリクルートしています。初めは小中学生に自分の赤ちゃんを任せることを不安に思う親も、一度参加すると、その不安は払しょくされるようです。生徒たちが自分の子に笑顔で接してくれることがうれしく、誇らしい気分になると聞きます。さらに、苦労や不安を少なからず持って育児をしている親は、数年後には自分の子どももこんなに大きくなって、しっかりした子どもに成長するということを、赤ちゃんをあやす小中学生の姿に照らし合わせているようです。活動のかいもあって、今年は、母親ではなく父親の付き添いが1名、祖父の付き添いが1名ありました。
子どもの少ない地域で安心して子育てを
岩美町は少子化の影響で子どもの数が減少。家のまわりに一緒に遊べる同世代の子どもがいない状況になってきています。また、鳥取県は女性の就業率が全国一ということもあり、保育所の入所者の低年齢化が進んでいます。
私は、“親業訓練協会”の親業訓練講座を受講してインストラクターとなり、教育講演会や子育て講座などを主催してきました。子どもが大きくなってからも、地域の子育て中の親が安心して、楽しく子育てができるような活動として、親業訓練の受講生や、読み聞かせの仲間とパネルシアターなどを始めるようになりました。2003年から、日本海新聞の「とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」で絵てがみ部門が始まると同時に、「おはなし訪問隊」として、メンバーと地域の小学校を回り、コンクールの課題図書を紹介するブックトークや読み聞かせやパネルシアターなどを行うようになりました。
2006年からは、あかちゃんと触れあう「ふれあい会」も開始しています。
コアのメンバーが分担して活動を担う
コアの活動メンバーは19名ほど。それぞれが読み聞かせなどを行っていますが、「ぷろじぇくと えん」としては、「赤ちゃんとのふれあい会」や「おはなし訪問隊」を主たる活動としています。「アートスタート」などは、メンバーの中で熱心に取り組んでいる人が中心になって行っている活動です。