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【入院中の子どもたちに笑顔を届ける】 ・入院生活で楽しいことが少ないなかで、いろいろな遊びをしていただいて、子どもも喜んでいます。この活動が長く続くことを願っています。 ・皆さんに遊んでいただき、入院してから久しぶりに我が子の笑顔を見た時には、本当に救われた感じでした。
【受賞の言葉】
誠実な活動を続けてきたことを認めていただき、メンバー一同感謝しています。
入院中の子どもたちの心に寄り添って13年、述べ18,000名の子どもたちと「笑顔のまほうの時間」を過ごしました。点滴など医療機器を装着したお子さんも多く、病状に応じた対応、個人情報保護など、特別な注意や配慮が必要です。参加前の6回の研修、メンバーも定例ミーティングや講習会で継続して学んでいます。「入院中だって、遊びたい、学びたい!」そんな気持ちに応え続けたいと思います。活動を積極的に受け入れてくださった病院関係者の英断にも改めて感謝申し上げます。受賞を励みに、安全で楽しい活動を続けます。
栄えある賞をいただき、メンバー一同、大変うれしく思っています。これまでは限られた予算の中で玩具・教材等を買い揃えていましたが、今回いただいた副賞で新しい玩具を購入することができ、子どもたちの遊びをより充実させることができました。特にミニカーは人気で、複数のお友達が一緒に遊べることもあり、子どもたち同士の交流にも役立っています。また工芸・手芸の道具は、工作が好きな子どもたちに喜ばれています。そうしたお子さんたちの姿を見たご両親からは「入院してから初めて子どもの笑顔を見ることができました」といった感謝の声をいただき、私たち自身も励まされることが少なくありません。現在、「安全活動マニュアル」の改訂作業も進めていますが、活動歴の浅いメンバーでも理解しやすいハンドブックを作成し、安全に活動を続けていきたいと思っています。
順天堂医院小児内科病棟・小児外科病棟・脳外科病棟に入院している子どもたちを対象に、「あそび」「学習」「うた」の活動を実施
入院児を対象とした活動
順天堂医院小児内科病棟、小児外科病棟、脳外科病棟の入院児を対象とした「あそび」(毎週土曜日)、「うた」「学習」(毎週金曜日)を中心に活動を行っています。「あそび」では毎週25名ほどのボランティアメンバーが3病棟に分かれ、プレイルームやベッドサイドで子どもたちとマンツーマンでおもちゃや工作などをして遊んでいます。「学習」は4〜5名のメンバーがドリルやカード教材、パズルなどを使って子どもたちの体調に合わせた学習を行っています。また、「うた」の活動は音楽療法士の資格を持つ病院スタッフのサポートを行っています。
院内での評価の高まり
知人が始めた国立国際医療センターのボランティアグループ「ガラガラドン」の活動に参加していたところ、順天堂医院の小児科教授より要請を受け1998年から活動をスタートしました。毎週欠かさず活動を続けていくうちに病院内での評価も高まり、1年後には小児外科病棟での活動や「学習」の活動を開始、2000年からは音楽療法を行っている病院職員による「うた」のサポート、2004年には脳外科病棟へと活動を広げてきました。活動開始当時から毎週の活動を誠実に続け、年間活動回数約150回、参加するお子さんは約1,500名となっています。
子どもたちは皆「まほうのランプ」の時間を楽しみにしており、子どもが元気に遊んだり、勉強したりする姿を見ることでご両親の励ましと癒やしにもなっています。また、当初は戸惑いが見られた院内スタッフからも、組織としての規律やボランティア教育に対して厳しい目を持つ中で活動が成り立っているという点で評価をいただき、今では厚い信頼を寄せてくれています。
継続のために
活動の特殊性から1年以上の継続参加を条件のひとつにしていますが、責任の重さ、就職、結婚、介護などさまざまな理由で継続が難しいメンバーもいます。後継者育成が課題となっていますが、数年前から役割と責任分担を進め、運営もメンバー全員で協力して行っています。