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子育て支援活動の表彰

第5回子育て支援活動 過去の受賞作品を紹介いたします

名称

育児サークル「アンファン広場」

活動開始

2006年4月

スタッフ

10名

活動

第2、第4水曜日の10時から12時まで、スーパーの店舗内で様々な催しを開催。相談コーナーを設置し、育児に関する相談にも応じている。

連絡先

〒567-0006
大阪府茨木市耳原2-9-38-6
TEL.072-641-1608

内閣府特命担当大臣(少子化対策)賞・未来大賞

育児サークル「アンファン広場」【代表・田中康子】大阪府茨木市

子育てに一人で悩むお母さんたちに、誰かとつながりを持ちながら育児することの楽しさを知ってもらいたい

子育てを楽しみ、親育ちを応援する広場 妊婦のときに参加しました。絵本選びに関するお話を聞いたり、赤ちゃんにベビーマッサージをしている様子を見て、いつか自分の子にしてあげるのが楽しみになりました。 予約の必要がなく、毎回違った講座を受けることができます。「食べる楽しさを感じさせてあげることが大切」と、教えていただいたことが心に残っています。

【受賞の言葉】
 私たちの地道な活動に光を与えてくださったことを感謝します。
 「アンファン広場」は、スーパー内で活動をしている育児サークル。子育てを楽しむプログラム(リトミック、絵本の読み聞かせ、ベビーマッサージなど)と、親育ちに必要なプログラム(予防接種、離乳食幼児食、救急救命など)を行っていますが、どなたでも、買い物ついでに気軽に参加できる点が特徴です。人とつながりながら子育てをすることの楽しさを知ってもらう“きっかけ”を提供している私たちの活動が全国に広がることで、ちょうど大河が肥沃な土壌を育てるように、日本の子育て環境がより良いものになればうれしいです。

受賞後の様子

 受賞後に茨木市の広報に載せていただいたおかげで、信用が増して参加者が急に増えました。以前は1回12〜14組でしたが、今は20組になりました。また、市の子育て支援課の「赤ちゃん訪問事業」の職員さんが、お母さんたちに私たちの活動(ベビーマッサージ、予防接種の話等)を紹介してくれたり、2012年11月18日にNPO法人“ニッポン・アクティブ・クラブ”主催の「子育て家庭への支援」のシンポジウムでも取り上げてくれたりしました。
 このほか、大阪府教育委員会地域教育振興課から活動についての取材を受け、2013年春に同課のホームページにて掲載予定です。受賞により、これまで優秀なボランティアを紹介してくださった方、活動場所を提供して下さった方々との人と人のつながりがあったことを実感し、感謝しております。

活動内容

誰もが買い物に来るスーパーで育児サークルを開催し、孤立しがちな親に育児の楽しさ・大切さを体感してもらう

●誰もが気軽に参加できるスーパーで育児サークルを開催
 中学校教師をしていた頃、問題行動を起こす生徒や保護者と対話する中で、子どもとともに親にも手を差し伸べることの必要性を感じていました。教職を辞してから、そのような支援活動の構想を練っていました。公共施設で開催されている育児サークルはありますが、敷居の高さから、参加に二の足を踏む母親が少なくないようです。そこで、誰もが普段足を運び、気軽に参加できる場所である「スーパー」の中に立ち上げたのが、育児サークル『アンファン広場』です。広場を開設するまでの道のりは平坦ではなく、自治体の子育て支援が既にあることを理由に、スーパー側から断られたこともありました。しかし訪問支援員としての活動実績が認められるとともに、社会環境の変化も手伝って、ようやくスーパー側の理解と協力を得ることができました。現在は月2回、売り場の一角をお借りして、リトミックや絵本の読み聞かせ、おもちゃ作りなど、親子で楽しめるプログラムを提供しています。

●地域の中で孤立しがちな母親に手を差し伸べる
 大阪のベッドタウンで、新旧の住民が入り交じる茨木市では住民同士の交流が希薄で、地域の中で母親が孤立しがちです。暗い表情で買物をしていたお母さんに声をかけたところ、その場で突然泣き出してしまったこともありました。話を聞いてみると、周囲に頼れる人がおらず、子育てについて一人で悩んでいるとのことでした。そうした母親たちが、『アンファン広場』に参加することで次第に笑顔を取り戻し、誰かとつながりながら育児をすることの楽しさを実感してくれることは、私たちにとって大きな喜びです。

●母親支援の取り組みを大阪から全国へ広げたい
 孤立しがちな母親たちが地域に溶け込むための「入口」としての役割を果たしてきた『アンファン広場』。そうした地道な活動が評価され、新たに滋賀県内のスーパーでも、育児サークルが開催されることになりました。一人でも多くの、子育てに悩む母親たちに支援の手を差し伸べるためには、活動の規模をさらに広げることが必要と考えています。この活動が全国的に広まれば、日本の子育て支援はより充実したものになると思います。


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