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こどもは「希望」! 育てるは「生きがい」! 僕は10代でパパになります。よもぎのアトリエで学んだことを大事にしながら、強くて優しい父親を目指して頑張りたいと思います。 職場には幅広い年齢層のスタッフがいますが、みんな仲良し。忘年会や夏のレクリエーションの際には家族ぐるみでの交流が行われます。
【受賞の言葉】
初孫を得たとき、その命に感動し、愛おしさで涙があふれたことを覚えています。改めて、よもぎのアトリエの活動に参加する子どもたちを見てみると、わんぱくな3歳児も、生意気盛りの小中学生も、大人ぶった高校生も、何と愛おしいことでしょう!やはり子どもたちは生きる「希望」です。
また私が知っている、自然に畏敬の念を持って野菜を育てている人たちは、いつまでも夢を語り、そして笑顔です。人間にとって育てることとは、すなわち「生きがい」なのだと思います。今回の受賞の喜びを励みにして、今後も、子どもたちのために「生きがい」を感じながら活動を続けていきたいと思っています。
賞をいただいたことで評価も高まり、支援者が増えました。職員やボランティアメンバーたちもより前向きになってきたようです。大人たちにも子どもたちにも励みになる受賞でした。感謝しております。
副賞で中古の軽自動車を購入し、お弁当の配食事業や子どもたちの送迎に活用しています。子どもたちが使用するPCを購入したり、昨年夏には富士登山や東北ボランティアツアーなども実施できました。
これまで歩んで来た道、果たして来た役割を評価しつつも、一方で日々必要なことは何かを模索しながら進んでいます。昨年秋からは「個人支援、個人応援」スタイルの導入を図っています。一人ひとりの子ども達が進学や就職でより成長できるように、個人の状況に応じたアドバイスや支援を行っていきたいです。
有機無農薬弁当の配食や、ひとり親家庭の子育て支援活動『夕やけ会』、社会的に恵まれない子どもたちのための交流・学習の場『みんなが龍馬塾』など多様な活動を実施
●“よもぎ”のように、たとえ目立たなくても人の役に立つ活動を
子どもがアトピーに苦しんだ自らの子育て体験から、有機無農薬の食材にこだわったお弁当の配食活動を13年前にスタートさせました。その後、「すべての子どもにきちんとした食事、安心な居場所、そして個性や夢を伸ばせる支援を提供する」という理念のもと、ひとり親家庭の子育てを支援する『夕やけ会』、社会的に恵まれない子どもたちを対象にした『みんなが龍馬塾』、精神的な障がいを抱える方の自立を支援する『夢ひろば』を次々と立ち上げ、それぞれの取り組みをうまく結びつけながら、精力的に活動を行ってまいりました。
●心身の健康は食事によって作られる
無農薬で育てた地元産の米と野菜、無添加の調味料を使った私たちのヘルシー弁当は、特に妊産婦や高齢者、病気療養中の方々に喜ばれています。また安全・安心とともに栄養バランスにもこだわっていますので、近隣の幼稚園や保育園からの注文も多く、子ども用の小さな弁当箱やタッパーに詰めて毎日届けています。
配達員はお弁当だけでなく、地域に安心も届けているようです。過去には、部屋で倒れているお年寄りを配達員が見つけて救急車を呼んだこともありました。地域の方々にとって、身近な“見守り役”になれればと思っています。
●真に学ぶための力・生きるための力を育みたい
『みんなが龍馬塾』は、高陽地区と基町地区の2ヶ所で開催。同じ広島県内でも地域のニーズは様々ですので、それぞれのニーズを踏まえながら、子どもたちの学びのための場を提供しています。大学教授、民謡の師範、まちづくりプランナーなど多彩なスタッフとの遊びや語らいを通じて、子どもたちには強くて優しい人間に育ってほしいと願っています。活動の一環として今年の夏に被災地で行った、広島名物・お好み焼きの炊き出しボランティアに参加した子どもたちは、笑顔やふれあいの大切さを改めて学んだようです。市民活動だからこそできる「加点主義」の教育を今後も続けていきたいと思っています。