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子育て支援活動の表彰

第5回子育て支援活動 過去の受賞作品を紹介いたします

名称

Nっ子クラブカンガルーの親子

活動開始

2007年11月

スタッフ

6名

活動

「定例会」(学習や情報交換の場):第3木曜日
「遊びの広場」(オープンサロン):第1水曜日、第3木曜日
「虹っ子広場」(宗像市で開催):第3火曜日

連絡先

〒818-0056
福岡県筑紫野市二日市北2-3-3-402
TEL.090-8666-7748

未来大賞

Nっ子クラブ カンガルーの親子【代表・登山万佐子】福岡県筑紫野市

「小さな命」を育てるお母さんたちが悩みを打ち明けあえる居場所を作りたい

笑顔が一番の栄養 みんな大きくな〜れ!! 同じ境遇のママたちに、たくさん気持ちを聞いてもらって、いっぱい泣いて、スッキリして元気をもらっています。新しく入ってくるママたちにも、元気を送りたいです。 出産後すぐに、NICUに置いてあった体験手記を読んで勇気をもらいました。私たち親子にとって自然体でいられる場所。そして、元気をもらえる場所です。

【受賞の言葉】
 受賞の知らせを聞き、仲間たちと飛び上がって大喜びしました。本当にありがとうございます。  医療技術が進み、手のひらに乗るほどの小さな小さな命がたくさん救われるようになりました。しかし、低出生体重児の子育ては「これからどうなるのだろう」という不安からスタートします。1500g未満で生まれる赤ちゃんはわずか1%。育児の仕方も世間一般の方法が通用しないことが少なくありません。私たちの活動が、不安でいっぱいのお母さんとご家族が笑顔を取り戻す場所、子どもたちの笑顔があふれる場所になっていると評価していただいたと、うれしく思っています。これからも小さな命が安心して育つよう、たくさんのご家族の笑顔のために活動を続けてまいります。

受賞後の様子

 2012年度は福岡市内、北九州地区、筑後地区のメンバーが増え、福岡県内に大きく輪が広がりました。北九州は市立の子育て交流ふれあいプラザの主催事業に発展したほか、福岡県男女共同参画センターの子育て支援ロールモデルとして取材を受けました。また、地域の短大や専門学校の信頼度も増し、学生ボランティアなどの協力を得ることができています。保健所からの紹介で足を運ぶお母さんも多くなってきました。
 2011年に北九州と柳川で1回ずつ行った出張サロンを、2012年度は各2回ずつ開催することができ、知り合ったお母さんたちが自然と連絡先を交換する場となっています。また、ピアサポート強化のためのピアカウンセリング、傾聴のスキルアップのための傾聴講座の年間講座(年10回)を開講することができました。

活動内容

低出生体重児と、育児中に孤独感を感じてしまいがちなその家族のための「親子の会」を開催

●「定例会」と「遊びの広場」で子育て支援
 低出生体重児とその家族のために、市の施設を借りて月1回の定例会と、月2回の遊びの広場を実施しています。定例会では、育児に関する学習や情報交換のほか、同じ境遇にある者同士が話し合うことで経験や悩みを共有するピアフリートークなど、毎回異なる内容を企画。また、半年に1回のお下がり交換会も好評を博しています。遊びの広場は出入り自由のオープンサロンですが、保育士による親子遊びの時間や、作業療法士による相談会なども随時行っています。
 子どもの成長とともに自然とこの活動から卒業していく方もいますが、それは少数です。一度参加してくれた方は、毎回の参加は難しくても、イベントの際にはサポートを買って出てくれるなど、何かしらの形で継続的に活動に関わってくれています。

●同じ悩みを抱える母親同士が継続的に交流できる場を
 「お母さんが笑顔になること、それが子どもたちの一番の栄養」を合言葉にして、同じ新生児集中治療室(NICU)を卒業した仲間たちと、この活動をスタートさせました。NICUは県内各地にありますが、早産などの緊急時には自宅近くの施設に搬送されるとは限りません。そのため、入院中に悩みを共有できていたお母さんたちと、退院後は関係性を保つことが難しくなるケースも多々あります。活動を開始した背景には、同じ不安や悩みを抱える者同士が、退院後も継続的に交流・相談できる場を作りたいという、実体験に基づく想いがありました。

●活動場所は徐々に広がっています
 今年度より、いつも活動をしている筑紫野市から60キロほど離れた宗像市でも月1回開催するようになりました。今年はそれ以外にも、6月に北九州、9月には柳川でも出張サロンを開きました。開催前は「活動拠点から離れた場所では人が集まらないのではないか」という心配もありましたが、当日は多くの方に参加いただきました。そうした出張サロンを通じて、同様の悩みを抱える方が各地にいること、そして彼女たちを支える活動の重要性を再認識させられました。


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