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「父子笑伝」「笑育」 今、この瞬間の笑顔を! 普段なかなか子どもとふれあうことができないのですが、パパジャングルのイベントでは、父子そろって楽しい時間を過ごすことができました。 絵本ライブに初めて参加させていただきましたが、絵本がこんなに面白いとは思いませんでした。子育てが楽しみになりました。
【受賞の言葉】
受賞の知らせを聞いたとき、とてもうれしかったです。学童保育・父子キャンプ・絵本ライブなど、自分たちがしたいことに全力で取り組んでいるだけですから、「誰かのために」とか「支援をしている」といった意識はありません。むしろ、私たち自身がたくさんの笑顔や幸せをいただいています。自分たちが楽しみ、参加者にも楽しんでいただいた結果として、たくさんの子どもたちと友達になれたり、地域のお父さんたちのパパ友づくりのお役に立てるのですから、これ以上幸せなことはありません。楽しみながら行っている活動ですが、それでも活動に意義を認め評価していただけるというのは、やはり光栄なことです。本当にありがとうございました。
受賞を機に全国から講演の依頼をいただき、その際のプロフィールに未来賞の受賞を入れさせていただいています。地域でパパジャングルを知らない人の方が珍しいほど、地域への発信力が強くなったと思っています。その分、地域の期待も背負いながら活動していこうと思っています。
冒険遊び場の中にある学童保育は、入所希望者が2倍になり、子どもたちも楽園のように毎日楽しく過ごしています。また、市内各地の保護者からも「私たちの地域にもジャングルを!」とたくさんのお声をいただきまして、現在増設に向けて頑張っています。
助成金は、被災地の子どもたちを招待したサマーキャンプなどにも使わせていただきました。絵本ライブもひっぱりだこで、小中学生への「夢を育む授業」など新しい活動も展開し、反響を呼んでおります。とにかく楽しく、自信を持って活動に取り組んでいます。
学童保育・父子キャンプ・絵本の読み聞かせなどの活動を通じて、地域の子どもたちとの交流を図るとともに、父親同士の繋がりを作る
●育児に参加するパパたちのロールモデル
三世代同居率の高い福井県には「孫育て」の文化があります。そのため、子育てにおける父親の出番は、母親、祖父母に次いで4番手、ということが少なくありません。子どもを見守る目が多いことは良いことですが、それが父親の育児参加の障壁となっている面もあります。パパジャングルは、全国でも数少ない「地域密着型の父親支援組織」。放課後子どもジャングルという学童保育を運営していますが、ここでの活動は男性スタッフによる外遊びが中心です。子どもを育てるパパたちのひとつのロールモデルを示すことができればと思っています。
●絵本を好きになってもらうために
地域の幼稚園や保育園、小学校に出向き、絵本の読み聞かせも行っています。読み手の解釈が加わることで子どもたちの自由な想像を奪うという理由から、読み聞かせを行う際に声色を変えることは望ましくない、という声も聞かれます。しかし私たちの読み聞かせでは、声色や表情を変えるのは当たり前。演技やアクションを加えたり、質問をして子どもたちの参加を促したり、歌やゲームを取り入れたりして、自由に絵本を楽しんでいます。「パパジャングルの楽しい読み聞かせをきっかけにして、それまで全く絵本に興味がなかったうちの子が絵本に興味を持つようになった」といった感想を、保護者の方から多くいただいています。
●「イクメン」から「イキメン」へ
「自分の子どもだけを良い子に育てても幸せにはなれない」と考えています。わが子の育児に参加する父親(=「イクメン」)から一歩進んで、地域の子どもたちとも積極的に関わりを持つ父親(=「イキメン」)になるためには、パパ友の存在が欠かせません。父子キャンプなどのイベントは、同じ地域内で子育てに奮闘する父親同士の出会いの場にもなっています。活動拠点のある春江町内の小学校とは良好な関係を築いており、私たちのイベントの案内は、全ての保護者の手元に届けられる仕組みになっています。個人的には、活動を通じて町内の小学生2000人全員と友達になることが目標です。