● “自然あそび”を通じた環境教育
私たちは、子どもたちが環境について学ぶ機会をさまざまな形で提供しています。「里山のかやねずみ」も、そうした環境教育プログラムのひとつです。里山に身を置くことで、五感が研ぎ澄まされ、それぞれの子どものペースで遊びが始まります。子どもたちは多種多様な里山の植物や生き物にふれながら、自ら「感じ、考え、行動する」力を身につけていきます。自ら遊びを見つけ出しやってみようとする子どもの心に寄り添い、見守る姿勢がお母さんたちの間に広がっています。
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● 里山は、子どもたちにとって最高の遊び場
「里山のかやねずみ」の参加対象者は、0〜3歳までの未就園児。心と体の基礎ができる乳幼児期に、感性を豊かに働かせることが子どもの育ちを支えることになります。初めて参加する子は、慣れない環境にどこかおっかなびっくり。しかし何回か参加するうちに、自ら遊びを創り出すようになります。子どもたちにとって里山は学びの場であるとともに、街中では体験することのできない遊びの場にもなっています。一方、お母さんたちにとっては、ゆったりとした時間の中で我が子にじっくり向き合って過ごし、仲間と子育てに関する情報を交換する場にもなっています。週2回以上参加する親子もいて、自然の中で過ごすことが特別ではなく日常となっている様子が見られます。
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● 自然とふれあえる機会を、もっと多くの子どもたちに
今後は、身近な公園でも環境教育プログラムを実施し、子どもたちが自然とふれあえる機会を増やしていきたいと考えています。
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