● 中越地震をきっかけに、私たちの活動はスタートしました
2004 年の中越地震で被災した折に、災害時には子育て世代が孤立しがちであることを強く感じました。孤立を防ぐためには、日頃から人や地域とつながりを持つことが大切であると考え、そのための拠点を作るところから、私たちの活動は出発しました。現在使っている交流館の建物も、実は仮設住宅を再利用したものです。東北地方で今なお苦労されている子育て世代の方たちに、私たちの経験をお伝えすることで、少しでも復興のお役に立てれば幸いです。
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● 継続的な交流の拠点になっています
多世代交流館になニーナの良いところは、地域の方たちが継続的に集い交流することで、より強い結びつきを築くことができる点にあります。それによって、子育てを終えた参加者が、今度は支援する側にまわるといった好循環も生まれています。多世代の方との交流によって、母親たちは多様な考え方や価値観、情報に接し、子育てだけではない自分の生き方、社会との関わりについて考え直すきっかけになっています。
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● さまざまな世代の方が参加
子育てに関する悩みを分かち合う「子育てサロン」、手芸など好きな手仕事を持ち寄って楽しむ「手しごとカフェ」、体を動かして心も元気になる「健康お茶会」。いずれの活動においても、シニア世代の参加も促すことで、多世代の交流が着実に育まれています。今後は、行政や企業との連携も強化して、この多世代交流の試みを横へと広げていきたいと考えています。
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