● 子どもたちに十分な学習の機会を提供したい
十分な学習環境にない児童養護施設の子どもたちや、
ひとり親家庭・生活保護世帯の子どもたちを対象にした学習支援を行っています。
当初は個人で運営していたこの活動も、現在は多くのボランティアの参加を得るとともに、
地域の子育て支援団体などとも連携を図ることで、札幌市内に4ヶ所の学習教室を構えるまでになりました。
一人では限界を感じてしまうことでも、多くの人が力を合わせれば実現できることを実感しています。
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● 多様な大人にふれてほしいから「先生」の経歴はさまざまです
私たちの活動の特徴のひとつに「メンバーの多様性」があります。先生役を務めるのは、
大学生・大学院生から社会人まで、専攻も職業も実にさまざまです。子どもたちには親や教師、施設のスタッフだけでなく、
こうした多様な大人たちと日々接することで知見を広げ、
コミュニケーション能力をはじめとした社会性も身につけてもらいたいと考えています。
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● 成績がよくなることよりも大切なこと
学習教室に最初に通い始めた第一期生全員が無事に高校合格を果たすなど、
支援の成果は目に見える形で表れ始めています。とは言っても進学塾ではないので、
私たちは成績の向上だけを目標にすることはしていません。むしろ子どもたちには、
この教室に通うことで「学びをいかに楽しむか」を知ってもらいたいと思っています。
進学率よりも、学習に対する興味や意欲を高めていくことが、私たちの活動の目標です。
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