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子育て支援活動の表彰
第7回 未来賞
NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 すべての子どもの遊びと支援を考える会 静岡県静岡市 代表者:松平 千佳 遊びと医療の融合による子どもにやさしい医療の実現を目指しています

活動内容

遊びを通じて病気や障がいのある子どもたちを支援するため、
専門スタッフの育成や遊びのワークショップ、訪問活動を実施しています

● 「遊び」の力で病気の子どもたちを元気に

 子どもが成長する過程において「遊び」は必要不可欠な活動です。 しかし病児や障がい児の場合、病気の治療や入院生活中であることを理由に、遊びの重要性が軽視される傾向にあります。 私たちはむしろ「病気だからこそ遊びが必要」と考え、 病気や障がいを抱える子どもたちを遊びによって支援する「ホスピタル・プレイ」の実践および普及・啓発に努めています。

● 治療の場面でも「遊び」は重要な要素です

 例えば子どもの採血というと、体を押さえつけて無理矢理行われることも珍しくありません。 これでは採血が恐怖となり、暴れる子どもを更に強い力で押さえつけるといった悪循環に陥ってしまいます。 これに対してホスピタル・プレイを実践している病院では、遊びを通じて子どもたちが感じる恐怖心や痛みを軽減し、 治療に対して協力的な姿勢を引き出すことができます。遊びを活用したチャイルド・フレンドリーな医療というのは、 実は病院の側にとっても大きなメリットがあるのです。

● ホスピタル・プレイの専門家を育てたい

 ただし、ホスピタル・プレイの意義や考え方はいまだ広く認知されているとは言えません。 そこで私たちは、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)の養成と社会への啓発活動に力を入れ、 ホスピタル・プレイの更なる発展を担う専門家人材の社会への拡大を図っています。これまでに100名以上の方が講座を修了し、 各地で精力的に活動を行っています。

受賞の言葉

受賞できたことを光栄に思います。私たちホスピタル・プレイに関わる者は、 病気の子どもたちから大切なことを教えてもらいながら活動を進めてきました。 今後も遊びの力を医療現場で最大限活かせるよう、スキルの向上に努めるとともに、 より多くの人にホスピタル・プレイの重要性を理解してもらえるよう普及活動に力を入れていきます。

受賞後の様子
 多数の応募の中から私たちの活動を認めていただき、未来賞をいただけたことは、私たちの自信にもつながりました。受賞を通じて、私たちの活動内容の認知度が上がることを期待しています。
 副賞でタブレット端末を購入することができました。ホスピタル・プレイ・スペシャリストが、タブレット端末を使って子どもがわかるように治療の説明をしたり、治療や処置中に子どもの焦点を痛みから逸らす遊びを行ったりなど、子どもたちの支援に役立てています。
 受賞後は、複数の団体から助成金をいただくことができ、助成金を使ってさまざまなワークショップを実施したり、海外でのホスピタル・プレイ・スペシャリスト研修に参加することができました。今後も医療的ケアが継続的に必要な子どもたちに、優しい医療が提供されるよう、ホスピタル・プレイの普及に努めます。
団体プロフィール
名称 NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 すべての子どもの遊びと支援を考える会
活動開始 2008年6月
スタッフ 11名
連絡先 〒420-0885
静岡県静岡市葵区大岩町9番2号
TEL:054-202-2652

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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