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ホーム > 住友生命について > サステナビリティ > ステークホルダーとの信頼関係の構築 > 豊かな社会づくり > 子育て支援 > 未来を強くする子育てプロジェクト > 子育て支援活動の表彰 > 第7回 > インタビュー
東日本大震災の発生から3年がたとうとしています。 このページでは、被災地で活動を続ける受賞団体のリーダーの方から、 これからの復興に向けて、地域で求められている本当に必要なことは何なのか、お話を伺いました。
この活動を開始したきっかけは、原発事故発生直後の子どもたちやお母さんたちの不安を軽減することでした。しかし、実は震災前より子どもたちが体験を通して気付きや学びを得る機会が少ないことも非常に問題視していました。活動を継続した結果、最近では保護者の方々も放射線に対する不安だけでなく、そのことに価値を感じてくれるようになってきたように感じています。 今でも、福島県では外部の方々からさまざまな支援やサービスを提供していただく機会が多くあります。大変ありがたいことではあるのですが、 それが当たり前になってしまうことには危惧を覚えます。本当の意味で復興するには、 外部からの支援に頼ることなく受益者自身で自立した仕組みを創り上げることが本来の姿であると考えているからです。 これまでには、震災復興支援の助成金なども受けていますが、本当の意味での復興を進めるためには、そうしたお金は事業の基盤づくりのための資金として捉え、 継続的に事業を運営していくことが大事だと思っています。
震災以降、仕事を発生させて報酬を支払うということにこだわり続けてきました。生活環境の変化によって働かざるをえない主婦が増え、 にこにこサポートには、子どもを託す人と同じ数だけ「働かせてください」と問い合わせがありました。震災後、働く意欲を無くした世帯がいるのも事実ではありますが、 それでも復興=働くことと信じて、女性が安心して働ける雇用の場を創ることが私たちの仕事です。 震災から3年。ベビーシッターの普及・女性の就労支援のために法人化し、助成に頼らざるをえない子育て支援から、 本当に地域に必要とされる子育てサービスへと事業を展開していきます。プレッシャーもありますが、 『にこサポ』を利用するお母さんや子どもたちの笑顔、働く人たちの笑顔に支えられています。 子育て経験を活かし、仕事をして収入を得る。幅広い世代のお母さん同士のつながりから生まれたコミュニティビジネスが被災地だけではなく各地に広がり、 日本全体が元気になることが本当の復興だと信じ進んでいきます。