● 365日いつでも頼れる電話相談
古くから大分県は助産師の活動が盛んな土地ですが、助産師会として組織的に活動を行うようになったのは、日本助産師会の呼びかけに応じて1999年に「子育て・女性健康支援センター」を設置したのがきっかけです。当時から現在まで続く「赤ちゃん&おっぱい電話相談」は約80名の助産師が持ち回りで担当しています。年中無休の相談ダイヤルは全国的に珍しいこともあって、大分県外からも毎日多くの相談が寄せられています。
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● お母さんたちの声を踏まえて活動の幅を拡大
乳幼児健診などに訪れたお母さんたちを対象にアンケートを実施し、そこで拾い上げた声をもとに活動の幅を段々と広げてきました。たとえば、お母さんたちとおじいちゃん・おばあちゃんとの間で子育てを巡るトラブルが多いことに着目して始めた「孫育て教室」などはその一つです。その他にも、新米ママ・パパの悩みにお答えする「プレママ・プレパパ教室」や、命の大切さを広く伝えるための出張講座なども精力的に行っています。
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● 困っている人に手を差し伸べる助産師の精神を次の世代へ
大分県助産師会は、産前産後という限定された時期だけでなく、女性の一生に寄り添った支援活動を継続的に行ってきました。前身である大分産婆会の時代から続いている活動は、年輪を感じさせる重厚なものであり、先人たちの想いが詰まっています。そんな命に寄り添う精神と取り組みが、よき伝統として受け継がれていくことを願っています。
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