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子育て支援活動の表彰
第8回 未来賞
特定非営利活動法人発達凸凹サポートデザインかたつむり 東京都八王子市 代表者 : 西村 南海子 公的支援の手が届きにくい、発達に凸凹のある子どもとその家族を支える活動

活動内容

発達に凸凹を抱える子とそのご家族をライフステージにわたって、
先輩ママ=ピアメンターが家族視点からサポートしています

● 発達に凸凹のある子どもとその家族を、当事者目線でサポート

 発達に凸凹のある子ども(発達障がいまたは類似する特性を抱える子ども)たちを取り巻く環境は、いまだに多くの誤解や偏見に満ちあふれています。同時に、そうした子どもを持つ親に対する理解や支援も十分とは言えません。同じ悩みを抱える母親同士の「親の会」としてスタートした発達凸凹サポートデザインかたつむりは、当事者目線から、凸凹のある子どもとその家族をサポートする活動を行っています。

● 経験豊かなピアメンターたちが活躍

 当事者目線・家族視点を大切にする私たちの活動では、ピアメンターという資格を持ったスタッフが重要な役割を担っています。ピアメンターとは「ピア(仲間)」と「メンター(助言者)」を組み合わせた造語で、凸凹のある子どもを育てた経験を持つ先輩ママがピアメンターとなり、経験者だからこそわかる強みを活かして、子育てに悩む若いママたちの良き相談相手となっています。

● じっくりと地道な支援を

 活動開始当初から行ってきたカフェ事業(情報交換や悩み相談)と並行して現在は、子どもたちの日々の学習を支援する「キッズラボ」、ならびに野外活動を始めとした体験型プログラムを提供する「ソーシャルラボ」といった取組みにも力を注いでいます。発達に凸凹のある子どもたちが持つ大きな可能性や素晴らしい特性をじっくりと育むための活動を、これからも地道に続けていきたいと考えています。

受賞の言葉

親の会から始まって10年、NPO法人となって3年が経ちました。発達凸凹の子や親へのピアサポートには、ライフステージにわたる多角的なサポートの必要を感じています。この受賞を機に、先輩ママ=ピアメンターの支援活動の充実と幅を広げ、一つの専門職として地域の中に浸透させ、確立していきます。

受賞後の様子
 親の会から始まって10年。長い年月のなかで、凸凹な子育てをするかけがえのない仲間との出会い、関連機関との良好な信頼関係の構築、市民活動団体として認識されたことなど、目には見えない数々の貴重なものを得て、財産とすることができました。その一方で、表面上わかりづらさを持つ障がい特性を理解してもらうことの難しさと、「ふつう」ということに対する社会の意識とに「深い溝」を感じざるを得ないことも多くありました。そのような中で、「スミセイ未来賞」を受賞できたことは、私どもスタッフに限らず、発達凸凹の子どもを育てる保護者・家族の大きな励みとなりました。
 受賞により、10年続けてきた、「カフェ活動」が今後も長く継続できる見通しがつきました。多くの人に理解されなくても地道に続けていけばよいとも思っていましたが、受賞により、もっと周りの人に伝えていきたいという気持ちが湧きました。
 この受賞をきっかけに、未就学児とご家族に対するサポートを強化することとし、2016年7月にスタートした東京都指定の児童発達支援事業所「わんぱくキッズ」を開設しました。副賞はこの費用の一部として使用しました。
 こうした流れのなかで地域のネットワークが強化され、凸凹を抱える子を、家庭、園・学校、医療、行政、当法人で連携してサポートする体制ができつつあります。
 ※2016年4月より法人名が上記より「NPO法人かたつむり」に変更となりました。
団体プロフィール
名称 特定非営利活動法人 発達凸凹サポートデザインかたつむり
活動開始 2006年(前身の親の会から)
スタッフ 理事4名 認定ピアメンター12名 会員75家族
連絡先 〒192-0916
東京都八王子市みなみ野1-7-1-212
TEL.042-683-0507

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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