● 豊かな自然を活かした支援活動
元々は札幌で不登校などの問題に取り組んでいた有志が中心となって、余市教育福祉村は設立されました。子どもたちの自立支援には農作業を始めとした自然体験が効果的だと考えていた私たちにとって、自然豊かな余市はまさに理想的な環境でした。農場にはブルーベリーを植え、納屋を事務所兼宿泊所に改修するなど手探りで始まった私たちの活動も、今年で21年目を迎えます。
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● 農場は、多くの子どもたちで賑わっています
ここでは、フリースクールの生徒たちを積極的に受け入れて農業指導などを行っています。当初は子どもたちの自立支援を目的とした活動が中心でしたが、現在は農場を利用する人たちの目的も多様化し、たとえば都市部の幼稚園や保育園に通う子どもたちが農業体験のために訪れることもあれば、家族連れがブルーベリーの収穫のために訪れることもあります。ここでの体験を通じて、子どもたちには心も体も健やかに育ってほしいと願っています。
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● 新たな取組みも始まっています
地元の高校と連携してハーブ教室を開いたり、味噌や豆腐をつくる体験型のアクティビティを提供したり、あるいは震災の被災者を農場に招待してひと夏を過ごしてもらうなど、これまでの農業体験とは違った、新たな活動も動き出しています。これからも地域の方々や若者たちの力を借りて、余市の豊かな自然を活かした独自の子育て支援活動を続けていきたいと思っています。
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