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子育て支援活動の表彰
第8回 未来賞
特定非営利活動法人 余市教育福祉村 北海道余市郡余市町 代表者 : 菊地 大 余市の農場で、フリースクールなどに通う子どもたちに豊かな自然体験を提供

活動内容

子どもたちの健全な発達支援を目的に、4.6ヘクタールの農場を利用して、
自然とのふれあいや農作物を育てる活動を行っています

● 豊かな自然を活かした支援活動

 元々は札幌で不登校などの問題に取り組んでいた有志が中心となって、余市教育福祉村は設立されました。子どもたちの自立支援には農作業を始めとした自然体験が効果的だと考えていた私たちにとって、自然豊かな余市はまさに理想的な環境でした。農場にはブルーベリーを植え、納屋を事務所兼宿泊所に改修するなど手探りで始まった私たちの活動も、今年で21年目を迎えます。

● 農場は、多くの子どもたちで賑わっています

 ここでは、フリースクールの生徒たちを積極的に受け入れて農業指導などを行っています。当初は子どもたちの自立支援を目的とした活動が中心でしたが、現在は農場を利用する人たちの目的も多様化し、たとえば都市部の幼稚園や保育園に通う子どもたちが農業体験のために訪れることもあれば、家族連れがブルーベリーの収穫のために訪れることもあります。ここでの体験を通じて、子どもたちには心も体も健やかに育ってほしいと願っています。

● 新たな取組みも始まっています

 地元の高校と連携してハーブ教室を開いたり、味噌や豆腐をつくる体験型のアクティビティを提供したり、あるいは震災の被災者を農場に招待してひと夏を過ごしてもらうなど、これまでの農業体験とは違った、新たな活動も動き出しています。これからも地域の方々や若者たちの力を借りて、余市の豊かな自然を活かした独自の子育て支援活動を続けていきたいと思っています。

受賞の言葉

不登校・引きこもりなどの青少年の居場所づくりから始まって20年の“集い”を昨年行いました。今では小樽市・札幌市などの幼稚園・保育園から、大学までの青少年がこの「村」を利用して活動しています。退職教職員など年金生活者が中心になって運営しているため、今回の受賞はたいへん励みになります。ありがとうございました。

受賞後の様子
 受賞によって、本年度はこれまで以上に利用者が増え、子どもの問題についての相談も増えました。「ことばを育てる親の会」(言語障がい児の親の会)の親子合宿に120名、札幌の保育園年長組が合同で50人、収穫祭に80名、小樽の幼稚園が通年で3クラス各3回の活動日を設けるなど、四季を通じて利用される幼稚園・保育園などが増えてきました。忙しくなりましたが、活動全体に活気が溢れ、活動の幅も広がってきました。
 2015年は「村」開設20周年ということもあり、受賞は大変有意義で今後の活動の励ましになりました。地元紙「北海道新聞」などが取り上げてくれたこともあり、会内外から多くの激励がありました。「子どもたちの成長発達にとって、こんな施設(場所)がもっと必要だ」という声もたくさん聞かれました。
 子どもたちは通りやすい道を作っても、わざわざ急な坂を上るなど冒険が大好きです。こうした冒険好きの子どもたちが楽しめるような、都会にはない遊び場・学び場として、施設を整備していきたいと思っています。
団体プロフィール
名称 特定非営利活動法人 余市教育福祉村
活動開始 1995年5月
スタッフ 11名
連絡先 〒046-0002
北海道余市郡余市町登町636
TEL.0135-23-7236

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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