● 20年以上にわたり支援活動を実施
阪神淡路大震災発生の翌日から、被災した外国人に対して多言語による情報提供を行った「外国人地震情報センター」が私たちの活動の前身です。情報提供活動を通じて、外国人住民への継続的な支援の必要性を強く認識した私たちは、その後「多文化共生センター大阪」と名称を改め、多文化共生に関する調査や啓発を含む各種支援活動を20年以上にわたって続けてきました。
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● 外国にルーツを持つ家庭の生活と学習をサポート
主な活動として、学習支援教室の実施と学習相談支援員の派遣を中心に行っています。週1回開催している学習支援教室は、外国にルーツを持つ小中学生の基礎学力の向上や日本語の習得を手助けし、子どもたちの放課後の居場所としても定着しつつあります。一方、学習相談支援員の派遣活動では家庭訪問を通じて、学習のみならず生活全般に関して広く相談に乗ることで、外国人住民が抱える孤立感の解消に取り組んでいます。
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● 行政などと協力して地域の課題解決を図る
大阪市西淀川区は全国的に見ても外国人住民の割合が高く、そのなかには不安定な雇用や母子家庭のため育児・教育に不安を抱えている家庭も少なくありません。私たちの活動を応援してくれている地元商店街や行政などの協力も得ながら、言葉や文化の違いから生まれる課題やニーズをより詳細に把握し、それを実効性のある政策提言にまでつなげていくことが、私たちの今後の目標です。
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