● 子どもたちに働くことの意義を伝えるプログラム
人口流出など地方都市の厳しい現実に加えて、震災からの復興という大きな課題を抱える岩手県では、地域に根差したキャリア教育が求められています。一方で、将来に夢を描けない若者が増えている現状に対し、私たちは主に「未来パスポート」「かだる」という2つのプログラムを通じて、子どもたちと社会をつなぎ、仕事や将来について考える機会を提供する活動を行っています。
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● 大人との交流を通じて社会を知り、将来を思い描く
「未来パスポート」は小中高校生と社会で活躍する大人(社会人講師)の交流を目的にしたグループワークで、社会人講師が自らの経験を語り、子どもたちが質問を投げかける対話を通じて、将来の姿を思い描くきっかけづくりを行っています。また、「かだる」は中学生から20代前半の生徒・若者を対象に、ひとつのテーマを掘り下げて真剣に語り合い、人と「通じあう」楽しさを体感し、「自分の言葉」で語るコミュニケーションの大切さを伝えています。
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● 良好なパートナーシップにより活動を推進
これまで1,200名を超える社会人講師、学生に参加をいただいていますが、将来について真剣に考える子どもたちとの交流は、講師にとっても自らの生き方や働き方を見つめ直す良い機会になっているようです。また、講師を派遣してくれた協力企業からは「社員教育にもつながる」と好評をいただき、活動をサポートしてくれる社会人講師や協力企業と良好な関係を築くことができています。
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