● 福島の子どもたちに外遊びの楽しさを
東日本大震災に伴う原発事故以降、福島では子どもたちを自然のなかで安心して遊ばせることが難しくなりました。そこで「青空保育たけの子」では福島市から放射能の影響が少ない山形県米沢市まで子どもたちと一緒に移動し、外遊びや自然体験の機会を提供する移動保育を行っています。虫取り、花摘み、泥遊びなど福島では楽しむことが難しくなった外遊びに熱中する子どもたちの笑い声が、ここにはいつもあふれています。
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● 「あぶない・きたない・ばかばかしい」を見守る
農業体験では種から野菜を育て、収穫後は自分たちで包丁など調理器具を使って調理しますが、その際にも大人は余計な口出し・手出しをすることはありません。子どもたちの「あぶない・きたない・ばかばかしい」に対し、大人の価値観で行動を制限するのではなく、子どもたちの自由な発想や創造的なチャレンジを温かく見守る保育を行っています。
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● 豊かな自然のなかで親子が楽しめるイベントも開催
移動保育がお休みの土日には、手づくりの遊具が並ぶ広場を「冒険遊び場」として広く開放しています。ピザづくりやハンドクラフトといった自然の豊かさや恵みを五感で感じることのできるイベントなども定期的に開催しており、多くの親子に参加をいただいています。「冒険遊び場」は外遊びの場であると同時に、福島市と米沢市の周辺地域に暮らす親子をつなぐ交流の場にもなっています。
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