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子育て支援活動の表彰
第8回 震災復興応援特別賞
特定非営利活動法人 青空保育たけの子 福島県福島市 代表者 : 辺見 妙子 子どもたちに外遊びを楽しんでもらうため、福島から山形県米沢市への移動保育を実施

活動内容

笑ったり泣いたりけんかもする、そんな子どもたちが自然のなかで、
自分で考え、自分で行動し、イキイキと目を輝かせています

● 福島の子どもたちに外遊びの楽しさを

 東日本大震災に伴う原発事故以降、福島では子どもたちを自然のなかで安心して遊ばせることが難しくなりました。そこで「青空保育たけの子」では福島市から放射能の影響が少ない山形県米沢市まで子どもたちと一緒に移動し、外遊びや自然体験の機会を提供する移動保育を行っています。虫取り、花摘み、泥遊びなど福島では楽しむことが難しくなった外遊びに熱中する子どもたちの笑い声が、ここにはいつもあふれています。

● 「あぶない・きたない・ばかばかしい」を見守る

 農業体験では種から野菜を育て、収穫後は自分たちで包丁など調理器具を使って調理しますが、その際にも大人は余計な口出し・手出しをすることはありません。子どもたちの「あぶない・きたない・ばかばかしい」に対し、大人の価値観で行動を制限するのではなく、子どもたちの自由な発想や創造的なチャレンジを温かく見守る保育を行っています。

● 豊かな自然のなかで親子が楽しめるイベントも開催

 移動保育がお休みの土日には、手づくりの遊具が並ぶ広場を「冒険遊び場」として広く開放しています。ピザづくりやハンドクラフトといった自然の豊かさや恵みを五感で感じることのできるイベントなども定期的に開催しており、多くの親子に参加をいただいています。「冒険遊び場」は外遊びの場であると同時に、福島市と米沢市の周辺地域に暮らす親子をつなぐ交流の場にもなっています。

受賞の言葉

今回の受賞は、正直うれしい驚きです。私たちの活動にこのような評価をいただき、スタッフ一同励まされています。片道50キロ、1時間以上の道のりを毎日移動しながら保育するのは、大変でもあるのですが、結果、子どもたちにとって心身共に一番ストレスのない方法です。これからも皆から愛される「たけの子」であり続けます。

団体プロフィール
名称 特定非営利活動法人 青空保育たけの子
活動開始 2009年4月
スタッフ 6名
連絡先 〒960-8161
福島県福島市郷野目字金込町8(事務所)
〒992-0118
山形県米沢市上新田1166(活動場所)
TEL.070-1143-1166

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)