● 地域で子どもたちの育ちを見守ります
代表が社会福祉法人に勤務していた際、保護者や子どもたち自身から数多くの相談を受けるなかで、子育てを取り巻く状況の厳しさを目の当たりにするとともに、過酷な環境に身を置く子どもたちを守り支える団体の必要性を強く実感しました。そこで「誰でも子どもを育てやすく、どんな子どもも育ちやすい地域をつくろう」という決意のもとに、「とりで」を立ち上げ活動をスタートさせました。
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● 誰でも利用できる子ども食堂・学習支援
具体的な活動内容として、15〜20歳までの子どもたちの社会復帰を手助けする自立援助ホームを2ケ所で運営しています。また、子どもの居場所づくりとして、土曜日の昼には「とりで子ども食堂」を、平日の夜には「とりで塾」を予約不要・参加費無料で開催しています。最初こそ周知に苦労しましたが、口コミを通じて参加の輪が徐々に広がり、現在は多くの子どもたちが利用しています。
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● 継続性のある子育て支援の「仕組み」づくり
活動を展開していくうえで重視したのは、自立援助ホームを核にして子ども食堂や学習支援などを並行して行い、地域のなかで子どもたちを見守る「仕組み」をつくることです。自立援助ホームの運営は常勤有給職員の確保を生み、地域支援活動を行ううえで課題となる人材不足の解消にもつながります。私たちが実践しているこの「仕組み」が広く知られ、他地域での支援の参考になればうれしく思います。
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