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結果発表

第13回「未来を強くする子育てプロジェクト」結果発表

第13回「未来を強くする子育てプロジェクト」では、2019年7月から9月までの間、「子育て支援活動の表彰」「女性研究者への支援」の2部門の募集をいたしました。「子育て支援活動の表彰」には220組、「女性研究者への支援」には125名のご応募をいただきました。 選考委員による審査を経て各部門の受賞者が決定しました。

子育て支援活動の表彰

 
受賞者についてはこちら 表彰数 12応募数 220組 ●文部科学大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●厚生労働大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●スミセイ未来大賞/2組
●スミセイ未来賞/10組
 

女性研究者への支援

 
受賞者についてはこちら 表彰数 10応募数125名 ●スミセイ女性研究者奨励賞/10名
 

「未来を強くする子育てプロジェクト」選考委員 講評

選考委員長

【東京大学名誉教授 日本保育学会会長】汐見 稔幸

子育て支援活動の表彰には、活動を開始して間もない団体からも数多くご応募いただきました。これは時を重ねるなかで、支援の担い手のバトンが着実に次の世代へと受け継がれていること、そして取り組むべきテーマが徐々に変化しつつあることを意味します。子育てを取り巻く難題を解決すべく果敢に立ち上がる方々の姿は、日本の新たな可能性を象徴するものです。そうした勇気ある挑戦を応援できる社会をつくっていくことが、新しい時代には強く求められています。
社会がグローバル化した現在、大胆かつ粘り強い研究姿勢なくして世界を解明することはできません。目先の成果にとらわれずに最初の一歩を踏み出し、そこからたゆまず歩みを進められる研究者は女性に多いように感じています。今回受賞された女性研究者の皆さんには、困難に負けない強い意思と旺盛なチャレンジ精神をもってぜひ日本の未来を切り開いていただきたいと切に願います。

選考委員

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

女性研究者を取り巻く環境、とりわけ子育てと研究の両立は依然困難なままですが、一方で、そうした困難に立ち向かう女性研究者の気構えはここ数年で大きく変わったように感じます。日本人にあまり馴染みのないフィールドにも恐れず踏み込むなど、まず研究そのものがダイナミックになりました。同時に研究に取り組む姿勢が非常に辛抱強さを増しています。単にデータを取って分析するだけでなく、長期間にわたって対象に寄り添う地道さが印象的です。今回受賞されたのは、まさにそうしたダイナミックさと辛抱強さを兼ね備えた方々です。「女性の活躍」を求める風潮が強まっている昨今ですが、その良きモデルを自らの研究活動を通じて力強く体現されている女性研究者の活躍をたいへん頼もしく思います。

【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

今回も200を超える団体にご応募いただきました。地域の資源や特色を上手に生かしつつ、支援の手が十分に行き届いていないところで地道に活動を続けてこられた多様な団体を選ぶことができ、たいへん有意義な選考になりました。国を挙げて人種や性別、障がいの有無などによって差別されることのない社会を目指すなか、子育て支援の分野においても同様に、ダイバーシティやバリアフリーの視点が必要とされています。その意味でも、日本に暮らす外国人家族を支える活動に代表されるような、これまで置き去りにされがちだった課題を解決するため尽力しておられる方々の取組みが印象的でした。受賞された皆さまの着眼点の素晴らしさと志の高さにあらためて敬意を表したいと思います。

【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

子育て支援や子どもの支援はこの20~30年で急速に広がった領域です。支援の制度やサービスが整えられ、広く利用されることはたいへん素晴らしいことだと思います。一方でそれらに頼るばかりでなく、子どもたちを見守り育てる地域のつながりを育てること、また新たに必要な仕組みを自分たちの手でつくりだす意識を持ち、参加と協力の力で地域社会を変えていく、その姿を子どもたちに示していくことも大切だと最近強く感じます。今年は確かな実績をもつ団体はもとより、活動歴の浅い団体にも数多くご応募いただきました。自らの活動を通じて応援の輪を広げていこうとする前向きな姿勢に大きな希望を感じました。こうした気概と行動力を持った団体にぜひ長く活躍していただき、子育て支援の輪を各地に広げてもらうことを期待しています。

【住友生命保険相互会社 執行役常務】高田 幸徳

子育て支援活動の表彰部門では、子育てを取り巻く社会的課題にさまざまな工夫を凝らした支援を実践されていました。長年活動に取り組まれている団体だけでなく、活動年数の浅い、新しい子育て支援団体も多数見受けられたことが印象に残っており、子育て支援の多様な広がりをより一層感じました。
また、女性研究者の支援部門では、厳しい環境のなかでさまざまな研究を続けている様子をうかがうことができ、女性研究者の方々の力強さに心を打たれました。
今回第13回目となりますが、複数回応募いただいている方も多く見受けられ、本プロジェクトにかけるご期待の大きさを感じる選考となり、手ごたえを感じております。本プロジェクトでの支援が、団体や女性研究者の皆さまの一層のご活躍につながることを願っております。

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00~17:30)