ホーム > 住友生命について > 住友生命のCSR > 豊かな社会づくり > 少子化・子育て > 未来を強くする子育てプロジェクト > 結果発表> 第14回

未来を強くする子育てプロジェクト 子育て支援活動の表彰 女性研究者への支援 プロジェクトからのメッセージ 選考委員会のご紹介 結果発表 コンテンツマップ Facebook 住友生命公式ページ 住友生命のCSR
コンテンツマップ
結果発表

第14回「未来を強くする子育てプロジェクト」結果発表

第14回「未来を強くする子育てプロジェクト」では、2020年7月から9月までの間、「子育て支援活動の表彰」「女性研究者への支援」の2部門の募集をいたしました。「子育て支援活動の表彰」には181組、「女性研究者への支援」には123名のご応募をいただきました。 選考委員による審査を経て各部門の受賞者が決定しました。

子育て支援活動の表彰

 
受賞者についてはこちら 表彰数 12応募数 181組 ●文部科学大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●厚生労働大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●スミセイ未来大賞/2組
●スミセイ未来賞/10組
 

女性研究者への支援

 
受賞者についてはこちら 表彰数 10応募数123名 ●スミセイ女性研究者奨励賞/10名
 

「未来を強くする子育てプロジェクト」選考委員 講評

選考委員長

【東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長】汐見 稔幸

【東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長】汐見 稔幸

子育て支援活動は、時代とともに少しずつその形を変えていきます。今回の選考でも、時代を反映する課題に対し的確に支援を行う団体がいくつも生まれ、地域のなかで欠かせない存在になっている様子がうかがえました。これからの子育て支援においては地域づくりの視点が重要であり、支援の輪を広げていくためには、そこに暮らす多様な人同士がつながれる拠り所が必要です。地域のニーズを把握しながら、誰もが気軽に利用できる支援を目指す動きが定着しつつあるところに、わが国の子育て支援活動の成熟が感じられました。
 これまで誰もしてこなかったことに挑む――。それが研究者の使命ですが、言葉でいうほど簡単ではありません。しかし、容易には結果が出ないテーマや社会が抱える難題に対し、強い決意を持って挑む女性研究者が大勢います。今回の応募者も非常にスケールが大きく、肝を据えて研究に取り組んでいる方ばかりで、女性研究者が持つ可能性を大いに示してくれました。

選考委員

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

社会情勢が混沌とするなか、家庭や子育てを取り巻く状況はより複雑で過酷になっています。そうした難しい状況下にあって、女性研究者が持つ強さ、しなやかさは着実に増していると感じます。時に実務と研究の間を軽やかに行き来しつつ、もちろん子育てにもしっかり取り組まれている姿に改めて感銘を受けました。
周囲の支えや応援があればこそ、このように女性研究者は強くなれるのだと思います。本プロジェクトに対して妊娠時期から期待を寄せてくださる女性研究者も多く、これまで積み重ねてきた14年という時の重みを感じます。今回は新型コロナウイルスの影響で、海外に出向く研究の応募が少ない傾向にありましたが、来年以降は女性研究者の方々がその力強さを大いに発揮して、再び世界中に羽ばたかれることを期待しています。
【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

子育て支援の分野においても新型コロナウイルスの影響は色濃く、苦境に負けず活動を続ける皆さんの気持ちに応えたいという思いで選考に臨みました。今年の特徴としてまず、コロナ禍に苦しむ家庭に手を差し伸べる活動が多かった点があげられます。居場所づくりや子ども食堂の運営、若者支援などを通じて、地域を力強く支える姿が印象的でした。
また著名な団体や歴史の長い団体から応募いただく一方で、離婚後の支援など新しい課題に対して意欲的に取り組む団体も数多く見られました。東京オリンピック・パラリンピックの延期を受け、パラスポーツを支える団体からの応募もあった点などは今年らしい特徴だと感じました。多様な団体から応募いただけたことは、本プロジェクトの裾野の広がりを示すものであり、今回も大変意義のある選考となりました。
【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

14回目の表彰となる2020年はコロナ禍のなかでの募集・選考となりました。コロナ以前からあった格差や孤立の課題が一層深刻になり各地で支援活動が行われ、ソーシャルディスタンスを求められる社会で、遊び・学び・人のつながりが、子育てや子どもの育ちにどれほど大切かを改めて言語化し、活動をアップデートする必要に迫られています。応募内容を見ると副賞活用にリモートやオンライン体制づくり、活動拠点の環境整備や災害時対応を想定したものが多数あり、また長年地道に活動している団体には、時代を超えて継続してきた逞しさを感じました。近年増えてきた居場所づくりや食を介した活動は、その意義をさらに深めた感があります。受賞を通じて、応援の輪がさらに広がることを願っています。
【住友生命保険相互会社 執行役常務】高田 幸徳

【住友生命保険相互会社 執行役常務】高田 幸徳

今年度は、新型コロナウイルス感染症が日本社会に大きな衝撃を与えており、多くの人にとって苦しく不安な日々が続いております。そんな状況ではございましたが、 今回の応募数に関し、子育て支援活動においては181組、女性研究者においては昨年と同等数である123名という沢山のご応募をいただきました。
子育て支援活動の表彰部門では、地域の特色やテーマ、今日的なニーズに対応されるなど、子育て支援の多様な拡がりを感じました。コロナ禍を踏まえてオンライン形式での新しい活動を始められた団体もあり、工夫を凝らし実践されている姿に心より敬意を表したいと思います。また、女性研究者の支援部門では、コロナ禍で活動が制限される厳しい環境の中でも研究を続けている様子をうかがうことができ、女性研究者の皆さまの力強さに感動を覚えました。
本プロジェクトでの支援が、団体や女性研究者の皆さまの一層のご活躍につながることを願っております。
主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00~17:30)