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女性研究者への支援

第8回

スミセイ女性研究者奨励賞 受賞者

白 凛(ペク ルン) 東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻
研究テーマ 戦後の在日コリアン美術−1945年から1960年代の造形・運動・史料を中心に−

「在日コリアン」とは、世界大戦期に、日本に移住した朝鮮半島出身者とその子孫である。この中には美術家を目指した人たちが少なからずいるが、かれ・かのじょらの作品の多くは散逸している。本研究は、その美術作品の収集と関連史料の発掘・分析をおこない、日本と半島の近現代美術における文化交流史研究の発展に務めるものである。戦争が人々にもたらしたものは何か―。美術作品の研究を通して戦後の時代検証に貢献したい。

受賞の言葉
このたびは助成対象に選んでいただき誠にありがとうございます。出産後、研究を諦めようと何度も不安になりましたが、今回の受賞により、勇気と希望をいただきました。妊娠、出産がこれほどまでに生活を変えてしまうとは思っていませんでしたが、息子の笑顔、家族、研究仲間、そして、現代社会における育児と女性をテーマにした書籍に支えられてきました。今回の受賞を励みに、育児と研究の両方に一層邁進いたします。
受賞後の様子
 2016年は2ヶ所で研究発表を行いました。両方とも準備期間が重なっていた上に、片方は英語による発表だったため不安がありました。副賞で保育施設に子どもを預けることができたおかげで、充分な準備時間を確保できました。当日は子ども同伴で発表会場に出向きました。「仕事って何?顕微鏡で見せて」と保育施設の前で泣いてせがまれたこともありましたが、彼なりに納得したみたいで嬉しかったです。会場ではスタッフが代わる代わる息子を見てくれたり、子育て経験のある研究者が声をかけてくれたりと、皆さんの優しさに接することができました。
 助成金をいただいたことにより、研究と人生設計について家族や周囲の人の理解を得ることができるようになりました。将来的には、後輩の研究者に、研究と子育てについての経験を生かしたアドバイスができる研究者になりたいと思います。

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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