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女性研究者への支援

第8回

スミセイ女性研究者奨励賞 受賞者

井家 晴子 国立民族学博物館
研究テーマ 帝王切開をめぐる社会文化的背景と医療技術をとりまく妊産婦の身体観−日本とオランダの臨床現場での比較を通して

日本国内では過去20年間で帝王切開による出産が倍増している。これは、帝王切開を受けた女性の大多数が、次の分娩でも帝王切開を選択することが大きく影響している。一方、自然出産のメッカとされるオランダではほとんどの女性が帝王切開後は経腔分娩(Vbac)を選択している。本研究では日本とオランダでは、なぜ、同じ帝王切開術をめぐる判断が両国で大きく異なっているのかを、帝王切開を巡る社会文化的環境、医療技術の捉え方、および身体観の比較を通して明らかにする。

受賞の言葉
長女を緊急帝王切開で出産し大変な苦労を経験したため、次女の出産時には経膣分娩(Vbac)を選択しました。現在、日本では、Vbacを行う医療施設は少なく、子宮破裂のリスクを理由に多くの医療関係者が否定的です。しかしヨーロッパの多くの国では、普通にVbacが行われています。今回の助成で、多くの女性たちが子育てをしながらも第一線で活躍しているオランダと日本との出産環境の比較を試みたいと考えています。このたびは励みになる賞をいただき本当にありがとうございました。

主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00〜17:30)


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