給付額算定方法
確定給付企業年金制度では主に4つの給付額算定方式があります。算定方式については、各団体さまの規約をご参照ください。 給付額算定方式によって、お手続き時のオンラインサービスへの入力内容が異なります。
①加入者期間別定額方式
加入者期間別に年金月額や一時金額を予め定額で設定し、各加入者の加入者期間に応じて給付額を算定する方法です。 当方式を採用されている団体さまの規約には、年金月額や一時金額について「加入者期間に応じ別表○に定める額」と規定されています。 オンラインサービスでの給付金請求手続きにおいて、裁定決議書作成画面の「基準給与」欄の入力は不要です。
②退職時給与比例方式
加入者の退職時給与等に加入者期間に応じた年金支給率または一時金支給率を乗じて年金月額または一時金額を算定する方法です。
当方式を採用されている団体さまの規約第3章には、退職時給与(基準給与)の算定方法について規定されています。
(※)オンラインサービスでの給付金請求手続きにおいて、裁定決議書作成画面の「基準給
与」欄に退職時給与の入力が必要です。
③ポイント制方式
加入者の退職時までのポイント累計額に、加入者期間に応じた年金支給率または一時金支給率を乗じて年金月額
または一時金額を算定する方法です。
当方式を採用されている団体さまの規約第3章には、退職時給与(ポイント)の算定方法について規定されています。
(※)オンラインサービスでの給付金請求手続きにおいて、裁定決議書作成画面の「基準給
与」欄に退職時までのポイント累計額の入力が必要です。
④キャッシュバランス方式
制度内に設けられた加入者ごとの仮想の口座で、予め決めた拠出付与額を付与し、その残高に対する利息を合計した元利合計額 (=仮想個人勘定残高)を元に年金や一時金を計算する方法です。年金や一時金額は、市場金利等に連動します。 当方式を採用されている団体さまの規約第3章には、基準給与および仮想個人勘定残高について規定されています。
(※)オンラインサービスでの給付金請求手続きにおいて、裁定決議書作成画面の「基準給
与」欄に退職時仮想個人勘定残高の入力が必要です。