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結果発表

第17回「未来を強くする子育てプロジェクト」結果発表

第17回「未来を強くする子育てプロジェクト」では、2023年7月から9月までの間、「子育て支援活動の表彰」「女性研究者への支援」の2部門の募集をいたしました。「子育て支援活動の表彰」には183組、「女性研究者への支援」には114名のご応募をいただきました。 選考委員による審査を経て各部門の受賞者が決定しました。

子育て支援活動の表彰

 
受賞者についてはこちら 表彰数 12応募数 183組 ●内閣府特命担当大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●文部科学大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●スミセイ未来大賞/2組
●スミセイ未来賞/10組
 

女性研究者への支援

 
受賞者についてはこちら 表彰数 10応募数114名 ●スミセイ女性研究者奨励賞/10名
 

「未来を強くする子育てプロジェクト」選考委員 講評

選考委員長

【東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長】汐見 稔幸

【東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長】汐見 稔幸

子育て支援の大事な視点として、一つは、支援者が何をしてあげたいかではなく、支援が必要な人のニーズに応えること。今年はニーズを細やかに捉えた支援が多かったことが印象的でした。もう一つは、ウェルビーイングを実現するために、社会をどう変えていくか。地縁血縁が失われつつある中で、現代的な縁作りに取り組む活動がいくつか見られました。これらの子育てニーズと新しい縁がつながる、新たな支援モデルの芽生えを感じました。
女性研究者には、グローバル化で発生している新たな社会課題を細かく捉え、それを一つ上の俯瞰した観点から研究しようとする試みが見られました。また、これからの世界では「当事者性」が重要になり、やがてインクルーシブな社会が具体化されていくと考えられますが、こうしたテーマも多く見られました。社会の土台となる人文社会科学分野の学問に、このような新しい視点が加わっていることを心強く感じました。

選考委員

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

スミセイ女性研究者奨励賞は研究姿勢・研究内容と生活の困窮度から選考させていただいておりますが、今年は従来に増して研究姿勢に卓越した傾向がみられました。
昨今、女性活躍推進が言われていますが、人文社会科学領域の研究を続けていく困難度は、依然として変わっていません。しかし、それを言い訳にせず、乗り越えていくバイタリティを持った研究者がたくさんいらっしゃいました。
女性が社会的に力をつけてきた背景には、結婚や子育てによって自分の生き方やキャリアを捨てないという女性たちの意識の変化があることが考えられます。しかも、それを貫くことが容易ではないなかで、信じる道を諦めることなく、しなやかに強靱に生き抜こうとしている女性研究者の皆さまの姿に、明るい一条の光を見る思いでした。
【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

この4月にこども家庭庁が発足、こども基本法が施行されるなか、今回は子どもの主体性や権利を守るという視点を大事にしようと選考に臨みました。
新しい課題に向き合う若い活動団体が多い一方で、本プロジェクトの初期にご応募いただいた団体が再挑戦されるケースもありました。選考では、まずは活動の実績、その次に、新しい可能性を感じる活動と、二つの視点のバランスを考慮しながら進めました。
受賞された皆さまには、当事者のニーズに応じて、外部の多様なノウハウを持つ方々との連携を進め、当初の自分たちの支援内容にとどまらず、活躍の幅を広げている活動が多かった印象です。
今回、残念ながら選外となってしまった皆さまにも、素晴らしい活動がたくさんありましたので、再挑戦していただけるとうれしいです。
【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

新型コロナの流行下で、子どもや子育て中の保護者を孤立させないために、SNSや動画配信サイトなども活用して新しい形態を模索しながら継続してきた活動が、5類移行を経て、さらに新しい展開へ動き出す様子がうかがえました。リアルに戻すことが可能となる一方で、コロナ渦中に新たに生まれたニーズを踏まえて、アウトリーチと集合、対面とオンラインなど、併用した形態の模索が始まっており、より効果的な支援が創出されるのではないかと期待を感じます。
また、離島や地方では、担い手や社会資源が少ないなかで、1つの団体がハブとなって、さまざまな関係者・機関が連携し、総合的な支援を実現している様子が、特徴的でした。それが、近隣地域にも波及し支援が広がっていることは素晴らしかったです。地方の子ども・子育て支援は、大切なテーマであることを再認識しました。
【住友生命保険相互会社 取締役 代表執行役専務】角 英幸

【住友生命保険相互会社 取締役 代表執行役専務】角 英幸

昨年5月に新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが変更され、全国各地で数多くのイベントが再び開催されるようになりました。大変な状況が長らく続きましたが、コロナ禍を経て、デジタル化の加速等により、リモートでの会議やイベント開催も可能となるなど、私たちの生活や社会にはさまざまな変化がもたらされました。
今年度は、「子育て支援活動」183組、「女性研究者」114名と、多数のご応募をいただけたことに感謝申し上げます。
応募内容を拝見し、全国各地で展開される子育て支援の情熱と行動力に深く感動いたしました。また、コロナ禍にあっても、研究者の皆さまが思いを強く持ち粘り強く活動され、前向きに課題解決に取り組む姿勢を感じることができました。
本プロジェクトが社会において「すこやかな子育てと夢のある未来づくり」に寄与する一助となることを期待しています。

「未来を強くする子育てプロジェクト」表彰式・懇親会

2024年3月5日(火) 於:野村コンファレンスプラザ日本橋

受賞者の皆さまと選考委員の記念写真
受賞者の皆さまと選考委員の記念写真

第17回「未来を強くする子育てプロジェクト」表彰式が、2024年3月5日(火)東京の野村コンファレンスプラザ日本橋で、 5年ぶりに対面で行われました。あいにくの雨模様でしたが、多くのお子さまも一緒に参加していただき、にぎやかで楽しい式となりました。
こども家庭庁長官官房審議官(支援局担当)野村 知司様、文部科学省大臣官房審議官(総合教育政策局担当)淵上 孝様にご出席いただきました。

住友生命取締役代表執行役社長高田幸徳の挨拶
取締役 代表執行役社長
高田幸徳の挨拶

「子育て支援活動の表彰」部門では、12組を表彰いたしました。
スミセイ未来賞を受賞された10組と、スミセイ未来大賞を受賞された2組には、高田社長よりトロフィーが授与されました。
スミセイ未来大賞・内閣府特命担当大臣賞には、『特定非営利活動法人 親子ネットワークがじゅまるの家』が、スミセイ未来大賞・文部科学大臣賞には『名護市学習支援教室ぴゅあ』が選出され、野村様から「内閣府特命担当大臣賞」が、また、淵上様から「文部科学大臣賞」が授与されました。

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「子育て支援活動の表彰」
スミセイ未来大賞・内閣府特命担当大臣賞
特定非営利活動法人 親子ネットワークがじゅまるの家

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「子育て支援活動の表彰」
スミセイ未来大賞・文部科学大臣賞
名護市学習支援教室ぴゅあ

「子育て支援活動の表彰」スミセイ未来賞 10団体様
「子育て支援活動の表彰」
スミセイ未来賞 10団体様
「子育て支援活動の表彰」受賞者の皆さま
「子育て支援活動の表彰」受賞者の皆さま

「女性研究者への支援」の部門では10名を表彰いたしました。受賞者を代表して、髙村 満衣さまにご挨拶いただきました。皆さま、お子さまと一緒に登壇され、にぎやかな表彰となりました。

「スミセイ女性研究者奨励賞」<br>髙村 満衣様
「スミセイ女性研究者奨励賞」
髙村 満衣様
「女性研究者への支援」 受賞者の皆さま
「女性研究者への支援」 受賞者の皆さま

表彰式の最後には汐見稔幸選考委員長より、総評をいただきました。

汐見稔幸選考委員長による挨拶
汐見稔幸選考委員長による挨拶

表彰式の後、懇親会が開かれ、受賞者同士、また選考委員とも楽しく歓談。
にぎやかで楽しい会となりました。

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主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00~17:30)