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結果発表

第18回「未来を強くする子育てプロジェクト」結果発表

第18回「未来を強くする子育てプロジェクト」では、2024年7月から9月までの間、「子育て支援活動の表彰」「女性研究者への支援」の2部門の募集をいたしました。「子育て支援活動の表彰」には209組、「女性研究者への支援」には139名のご応募をいただきました。 選考委員による審査を経て各部門の受賞者が決定しました。

子育て支援活動の表彰

 
受賞者についてはこちら 表彰数 12応募数 209組 ●内閣府特命担当大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●文部科学大臣賞/スミセイ未来大賞の1組に授与
●スミセイ未来大賞/2組
●スミセイ未来賞/10組
 

女性研究者への支援

 
受賞者についてはこちら 表彰数 10応募数139名 ●スミセイ女性研究者奨励賞/10名
 

「未来を強くする子育てプロジェクト」選考委員 講評

選考委員長

【東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長】汐見 稔幸

【東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長】汐見 稔幸

今回、「子育て支援活動の表彰」部門の約1/3の応募者が、ここ数年間に活動を始めた団体です。子育ての現状を見て、放ってはおけないと感じた人たちが、日本各地で活発に動き出している様子がうかがえました。柔軟に地域の特性を捉え、ニーズを満たそうという活動が立ち上がる一方で、古くからの団体は立ち上げ時の活動から幅を広げ、地域での総合的な支援センターとして定着している様子も見られ、うれしく感じました。
研究の世界では、大学で学問的に学んだことに加え、一旦社会に出て、子育てを経験すると、新たな視点から研究テーマが見つかることがあります。そのため、社会経験や子育てを経て研究を再開する人のほうが、研究に意義があり、熱意も感じられることが多いです。日本の研究界では、女性研究者はまだまだ数は少ないですが、こうした点で頼もしく、今後の成果に期待が持てる存在でもあります。

選考委員

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

【恵泉女学園大学学長】大日向 雅美

本プロジェクトは、女性が子育てと研究の両立に苦慮している状況をなんとか打開しなければいけない、というところから始まりました。当初は、生活と子育てを全て引き受けながら必死に研究を継続しているような方もいましたが、今では、夫を支えるような研究者も出てきています。そして、困窮度が変わらないなかにあっても、研究者自身が前向きに、研究はさらに充実したものへ変化してきました。また、仕事をしながらも研究を志すという、とても骨太の女性たちも出てきました。ジェンダーギャップ指数はまだまだ改善されていませんが、それを吹き飛ばすほどに、確かな手応えを生み出してくださっています。
50年ほど前に同じような細い道を歩いてきた立場の女性として、とてもうれしく感じます。
【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

【認定NPO法人びーのびーの理事長】奥山 千鶴子

今回、活動歴が1~3年という団体も多くあり、新たなニーズに対応して活動を始めた団体が増えてきている点を評価すると同時に、まだまだ行政の支援が不足している部分があると改めて感じました。
選考にあたっては、自分たち独自の活動に加えて、まちづくりや地域全体としての生活支援など、広い視野で活動する団体や、そのために他の主体と手を組んで活動している団体を評価させていただきました。また、子どもや子育て当事者が支援を受けるだけでなく、主体となって参画するような活動が見られましたが、これらも非常に新しい視点だと感じています。
子育てを取り巻く課題は大きく、また多様になっていますが、だからこそ民間の支援活動の重要性が高まっていることを感じる選考となりました。
【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

【子どもの未来サポートオフィス 代表】米田 佐知子

ここ数年多かった子ども食堂からの応募ですが、今年はそれが次のステージに進んだ印象を持ちました。子ども食堂自体が社会的インフラとして、そこで出会った子どもたちのニーズをくみ取りながら、複合的な支援の場に変化してきています。以前は子どもの貧困支援の中心だった学習支援活動も、子ども食堂と組み合わせた“居場所”の一つのスタイルとして定着してきました。
また、本年度は例年よりも医療的ケア児の支援が多いように感じました。以前は、病院内での実践が多かったのですが、今回、学びや体験の機会づくりや、家族との日常生活をどうサポートするのかといった、QOLを保障する視点の活動が出てきました。この領域の支援が今後さらに広がっていくことを期待しています。
【住友生命保険相互会社 取締役 代表執行役副社長】角 英幸

【住友生命保険相互会社 取締役 代表執行役副社長】角 英幸

「未来を強くする子育てプロジェクト」も18回目を迎え、多くの子育て支援団体や女性研究者の皆さまが、それぞれの活動を通じて社会に貢献されている姿を拝見することができました。
「子育て支援活動の表彰」においては、地域や社会の課題に真摯に向き合い、柔軟で創意工夫に富んだ支援を展開し、地域住民や他の団体との連携を深めながら活動を続けておられる姿が印象的でした。
また、「女性研究者への支援」においても、育児と研究を両立させつつ、社会に必要とされる新たな知見を切り開いている皆さまの姿に深く感動しました。社会的な支援がまだ十分とはいえないなかで、直面する課題に果敢に取り組むその姿勢は、同じ立場の女性研究者に希望や勇気を与えており、本プロジェクトに関わる一員として大変喜ばしく思っております。
本プロジェクトでの支援が次のステップへとつながり、子育て支援団体や女性研究者の皆さまがより一層ご活躍できることを心より願っております。

「未来を強くする子育てプロジェクト」表彰式・懇親会

2025年2月28日(金)
於:東京国際フォーラム

受賞者の皆さまと選考委員の記念写真
受賞者の皆さまと選考委員の記念写真

第18回「未来を強くする子育てプロジェクト」表彰式が、2025年2月28日(金)東京有楽町の東京国際フォーラムで行われました。多くのお子さまも一緒に参加していただき、にぎやかで楽しい式となりました。
こども家庭庁 長官官房審議官(成育局担当) 竹林悟史様、文部科学省 大臣官房審議官(総合教育政策局担当) 江﨑典宏様にご出席いただきました。

住友生命取締役代表執行役社長高田幸徳の挨拶
取締役 代表執行役社長
高田幸徳の挨拶

「子育て支援活動の表彰」部門では、12組を表彰いたしました。
スミセイ未来賞を受賞された10組と、スミセイ未来大賞を受賞された2組には、高田社長よりトロフィーが授与されました。
スミセイ未来大賞・内閣府特命担当大臣賞には、『一般社団法人 タウンスペースWAKWAK』が、スミセイ未来大賞・文部科学大臣賞には『NPO法人 外国から来た子ども支援ネットくまもと』が選出され、竹林様から「内閣府特命担当大臣賞」が、また、江﨑様から「文部科学大臣賞」が授与されました。

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「子育て支援活動の表彰」
スミセイ未来大賞・内閣府特命担当大臣賞
一般社団法人 タウンスペースWAKWAK

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「子育て支援活動の表彰」
スミセイ未来大賞・文部科学大臣賞
NPO法人 外国から来た子ども支援ネットくまもと

「子育て支援活動の表彰」受賞者の皆さま
「子育て支援活動の表彰」
受賞者の皆さま

「女性研究者への支援」の部門では10名を表彰いたしました。受賞者を代表して、中越 亜理紗さまにご挨拶いただきました。皆さま、お子さまと一緒に登壇され、にぎやかな表彰となりました。

「スミセイ女性研究者奨励賞」中越 亜理紗様
「スミセイ女性研究者奨励賞」
中越 亜理紗様
「女性研究者への支援」 受賞者の皆さま
「女性研究者への支援」 受賞者の皆さま

表彰式の最後には汐見稔幸選考委員長より、総評をいただきました。

汐見稔幸選考委員長による挨拶
汐見稔幸選考委員長による挨拶

表彰式の後、懇親会が開かれ、受賞者同士、また選考委員とも楽しく歓談。
にぎやかで楽しい会となりました。

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主催:住友生命保険相互会社 お問合せ先:「未来を強くする子育てプロジェクト」事務局 TEL:03(3265)2283(平日10:00~17:30)