グループベースの経営体制強化
住友生命グループは、お客さまの一人ひとりのニーズに応えるため、非保険領域も含めた幅広い領域で、多様な商品・サービスを提供するとともに、持続的・安定的な成長を実現するため、海外生命保険会社に出資し、海外事業を推進しています。住友生命グループとして、それぞれの国・地域に根付いたウェルビーイングへ貢献していくにあたり、グループ一体となって相乗効果のある運営を推進するため、その基盤となるグループベースの経営体制の強化に取り組んでいます。
住友生命グループの構成
住友生命グループは、生命保険業・少額短期保険業・保険関連事業・資産運用関連事業等、国内外の様々な子会社・関連法人等により構成されています。

グループ経営管理体制
住友生命では、「グループ経営管理基本方針」を策定しています。グループの経営管理会社として、経営方針および内部統制基本方針に基づき、子会社等の所在法域の制度や市場環境、事業内容に応じた自律的な経営管理体制の構築を適切に支援し、効率的な管理を実施することにより、グループ全体としての経営管理体制の高度化を図っています。
2023年度にシングライフを完全子会社化したことに伴い、日本の相互会社として初めて国際的に活動する保険グループであるIAIGに指定されました。グループベースのガバナンスを強化する観点から、内部統制システムの整備についての検討を進め、グループ経営管理のさらなる高度化を進めていきます。
【Topic】グループシナジーの発揮に向けた取組み
~3S サミット 初開催~
2024年10月に、シメトラおよびシングライフと当社の3社で「3Sサミット」を開催しました。このサミットは、Vision2030の実現に向けた重要な議論の機会として実施したもので、CEO、CFOをはじめとする両社の主要メンバーが来日しました。「3S」という名称は、シメトラ、シングライフ、住友生命の3社がSから始まる社名を持つことに由来しています。
サミットでは、両社の経営幹部と当社の役員とのセッション、普段両社とコミュニケーションをとっている部門とのミーティングが実施され、今後の戦略等についてフェイストゥーフェイスで議論することで、お互いの理解を深めることができました。
また、世界中の保険会社が共通して抱えるDX(デジタル・トランスフォーメーション)の課題について、トップレベルのパネルディスカッションも行いました。3社でのディスカッションは、各社の異なる視点を理解する良い機会となり、グローバルな中での当社の立ち位置や各社の強みがより明確になりました。
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ストラテジーミーティングの模様
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パネルディスカッションの模様
今後も、グローバルな保険会社グループとして、世界中のお客さまのウェルビーイングに貢献するために、各国でビジネスを展開するだけでなく、グループ会社間でのコミュニケーションを通じ、各社の強みを持ち寄り、グループ全体で連携してシナジーを生み出すことで、「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」に向けて、取り組んでいきます。
左から高田社長、 Tommie Brooks CFO (シメトラ) 、Margaret Meister CEO(シメトラ)、Pearlyn Phau CEO(シングライフ)、Sumit Behl CFO(シングライフ)、角副社長
