グループベースの経営体制強化
住友生命グループは、お客さまの一人ひとりのニーズに応えるため、非保険領域も含めた幅広い領域で、多様な商品・サービスを提供するとともに、持続的・安定的な成長を実現するため、海外生命保険会社に出資し、海外事業を推進しています。住友生命グループとして、それぞれの国・地域に根付いたウェルビーイングへ貢献していくにあたり、グループ一体となって相乗効果のある運営を推進するため、その基盤となるグループベースの経営体制の強化に取り組んでいます。
住友生命グループの構成
住友生命グループは、生命保険業・少額短期保険業・保険関連事業・資産運用関連事業等、国内外の様々な子会社・関連法人等により構成されています。

グループ経営管理体制
住友生命では、「グループ経営管理基本方針」を策定しています。グループの経営管理会社として、経営方針および内部統制基本方針に基づき、子会社等の所在法域の制度や市場環境、事業内容に応じた自律的な経営管理体制の構築を適切に支援し、効率的な管理を実施することにより、グループ全体としての経営管理体制の高度化を図っています。
2023年度にシングライフを完全子会社化したことに伴い、日本の相互会社として初めて国際的に活動する保険グループであるIAIGに指定されました。グループベースのガバナンスを強化する観点から、内部統制システムの整備についての検討を進め、グループ経営管理のさらなる高度化を進めていきます。
【Topic】住友生命グループの社会・環境課題への取組み
住友生命は社会に責任のある企業グループとして、社会・環境課題の解決に向けて積極的に役割を果たしています。グループ各社で社会貢献に資する取組みを行い、社会課題の解決を目指しています。今後はグループ各社のノウハウやリソースを活用して、グループ全体での取組みに強化していくことで、社会・環境課題の解決に貢献していきます。
国内グループ


2024年度より社会・環境課題の解決に向けて意識・行動を促し、環境意識を高めながらサステナビリティへの取組みを推進する「サステナ☆チャレンジ」をスタートしました。気候変動問題をはじめとした映像教材による社会・環境課題への理解、執務室内に掲示するSDGsPOPを通じた意識と行動を促すきっかけづくり、SDGsに取り組む強化期間等の運営を通じて、グループ全体でサステナビリティへの取組みを推進していきます。
シメトラ


シメトラでは、ボランティアプログラム等への参加を通じた職員による地域社会への貢献に向けた取組みを行っています。
2009年からは「Summer of Service」と題した職員による社会貢献活動を毎年行っています。16回目となる2024年は、20の州で実施され、合計約1740時間にわたり地域の植物園への園芸サポートや公園の美化活動など64ものボランティア活動が実施されました。
今後もより多くの職員の参画を促し、職員の充実した生活や職場環境の醸成や社会貢献活動を推進し、社会・環境課題解決に貢献していきます。
シングライフ


2023年11月に、シングライフが目指すサステナビリティな社会の実現に向けて、職員の取組みを推進する「Sustainability Month」を初めて開催しました。責任投資に関する勉強会や、サステナブルな製品を取り扱うファーマーズマーケットの開催など、300名を超える職員が持続可能な社会実現に向けた様々な取組みに参加しました。また、高齢者サポート団体などの外部パートナーと協力して職員のボランティア活動を実施する等、活動の取組みの影響を組織外にも広げ、社会・環境課題解決に貢献しています。