金融リテラシー教育の推進
生命保険への理解や信頼を高めるための「講師派遣」や、生命保険の仕事への理解を深めていただくことを目的とした「体感プログラム」を行っています。
金融リテラシー教育の取組み
中学生・高校生年代への教育支援
「貯蓄から投資へ」といった時代的背景や学習指導要領の改訂等、金融リテラシー教育の必要性が増している一方で、学校現場では教員自身の経験値やリテラシーの問題、教員の働き方改革の観点から、外部(民間企業)の力を必要とする声が多くなっています。当社では金融教育を中心に、キャリア教育、コミュニケーション、SDGs、性教育、課題解決型授業といった学校からご要望の多いテーマの出前授業を2023年度末までに累計100校以上に実施しています(SDGs・性教育についてはパートナー企業による授業)。
出前授業の模様
2023年度はOECD「金融教育に関する国際ネットワーク(INFE)」が主催する、こども・若者に対する金融教育・金融包摂の推進のための国際的な啓発活動である「グローバル・マネー・ウィーク(Global Money Week)」の主旨に賛同し授業を実施しました。
また、2024年度からは小学生(高学年推奨)へ向けた金融教育等の出前授業も開始しました。
【出前授業実施 都道府県(2024年9月末時点 累計125回)】
北海道・秋田・山形・福島・埼玉・茨城・神奈川・東京・静岡・岐阜・三重・石川・大阪
大学講義への講師派遣
講義風景(九州大学経済学部)
高齢化社会の進展等により、ますますその役割が大きくなる生命保険への理解や信頼をより高めるため、国内の大学に講師陣を派遣しています。
生命保険の歴史・仕組み、関連法令、資産運用など幅広い視点から、各分野で活躍する講師が講義を行っています。
アクチュアリーに関する学生向けプログラム
当社では「アクチュアリー」の幅広い職務内容を知っていただき、その将来性や国際的な活躍フィールド、実務で用いられている手法なども体験いただくことができる、大学・大学院生を対象とした学生向けプログラムを夏・冬で2パターン実施しています。(両プログラムとも2日間の実施)
夏のプログラムでは、保険数理の基礎を学び、保険料設定業務や保険会社の財務分析を体験していただきます。
冬のプログラムでは、計算基礎率の設定業務や収益管理業務について講義やグループワークを通して体験いただくほか、保険料設定や保険金支払余力確保の検討を行います。
どちらのプログラムも当社職員との交流の時間が設けられており、アクチュアリーとして働く雰囲気を感じ取っていただける内容となっています。
【受講者の声】
- 今回のワークを通じて基礎的な知識を身につけるとともに、アクチュアリー業務とはただの計算ではなく、様々な分野の知識、思考力が必要になる大変興味深いものであることがわかりました。
- 質問コーナーでは職員の皆さんが本音で語ってくれて、職員の皆さんの熱意と誠実さを感じ取ることができ、大変有意義な2日間でした。
- 私たち学生が積極的に取り組むことのできる楽しいプログラムでした。
将来世代へ向けたFR活動
現在、将来世代と企業が積極的に対話することが、顧客や従業員、社会全体のウェルビーイングの向上や、持続可能な事業成長と社会との共存の両立を求める投資家の評価においても重要になっています。住友生命では、有志企業と連携し、未来を担う「将来世代」を重要なステークホルダーと位置づけて継続的に対話する「FR(Future Generations Relations)活動」を展開しています。
住友生命では、かねてより将来を担う世代が健やかで豊かに成長できる場を作る取組みを進めてきました。今後も、未来を担っていくこどもたちの豊かな成長を願い、チャレンジする姿勢を育む多様な取組みを実施し、ウェルビーイングな社会の実現を目指します。
ゴルフを通じた取組み
スポンサー契約を締結した西村優菜プロが獲得したバーディー数等、蟬川泰果プロが獲得したイーグル数等に応じてポイントを積み立て、日本を背負っていく多くのこどもたちへの支援、地球環境の保護に貢献する取組みを行う団体へ寄付する取り組みを行っています。
将来世代の一人として世界を舞台に活躍する両プロを支援しながら、未来を担うこどもたちを支援していくプロジェクトです。
西村プロについて、2023年は積み立てたポイントに応じて、西村プロの出身地である、大阪府堺市へ寄付いたしました(蟬川プロは2024年からスポンサー契約締結のため、2023年の実施はありません)。
西村優菜プロ
蟬川泰果プロ